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2017年7月 6日 (木)

がさつく心

 このところのやりとりのいくつかでは、どうしても心ががさつく、という感覚が生まれてしまいます。ものすごく深い不信感や積み重なったいらだち、怒りが相手の心をやすりですり下ろすように、あるいはキリでもむように突き刺さってくる。

 以前ならこういう展開はすぐに「炎上」に結びついていたところ、私もだいぶんそういうやりとりへの「耐性」はできてきたので、ある意味「自分の感覚をマヒさせる」ことで感情的にならずになんとかやりとりは持続させられるように「成長」はしてきましたが、ただその代償として心ががさつく状態になることは残念ながら今は解消できません。普通に(?)日常を送っている方たちにはこの攻撃的な姿勢をベースにしたやりとりは、かなり耐え難い状態ではないかとも思います。

 別に誰かが悪いということを言いたいわけではありません。これもまた定型アスペ問題の一部で、単純にどちらのせいというわけではなくお互いの関係の結果であることは間違いないと思います。ですから、この問題を避けてしまうと、定型アスペ問題に向き合うことができなくなってしまう部分がある。その意味で、どこかで乗り越えなければならないところだと思いますし、そのプロセスとして考えれば、以前ならすぐに炎上していたところがそうではないやりとりが一応は続くようになっただけで大きな進歩だと思います。

 私のこれまでの経験から言うと、人がそんな風に攻撃的になる場合は、だいたい自分がそういう攻撃を受けていると感じられている場合が多いように思います。だからその意味で「自分がやられていることを相手にやり返している」という感覚になりやすく、攻撃することに「正当性」が感じられたりする。その際に相手が柔らかく構えようとしたりすると、それが今度は「自分を見下している」とか「バカにしている」、あるいは「本性を隠している」と感じられて怒りに火をそそぐ結果になったりする。

 これは定型であろうがアスペであろうがだれもがそういうことが起こりえると私は思っていますし、私自身もそういうパターンに陥ることがありました。その意味では定型アスペ問題ではないのですが、ただ状況によってそういうところに追い込まれやすいのはアスペの方である、という意味では定型アスペ問題の一つだと思うわけです。

 定型社会がクッションを多用するのは、そういう形での衝突を減らそうとする工夫でもあります。アスペの方から見るとそれが「本音を隠している」とか「嘘をついている」などと見えることが多く、そして実際にそういう場合もあるので、アスペの方の見方が全く外れているわけではないのですが、ただそういう見方だけでは割り切れない大事な働きがそこにはあるわけですね。それがあるから定型社会はこれだけ複雑で巨大な社会を、たとえ問題だらけだとしてもなんとかぎりぎり動かすことができているともいえるわけです。

 ネットの社会は顔の見えないことで無責任が放置されやすい社会でもありますから、そういうクッションが簡単に無視されて、激しい憎悪や攻撃のやりとりが展開しやすい性格を持っています。それは形骸化した「建前」を崩して「本音」をぶつけあうという意味では必ずしも否定できない意味を持っていると思いますが、ただそこでなんのために本音をぶつけ合うのか、ということがものすごく大きな問題だと思うわけです。

 しばしばみられることは、単に日ごろ自分に鬱積したマイナスの感情を人を攻撃することで発散させているだけのやりとりです。それは関係を作ろうとする働きかけではなく、単に相手を破壊することで自己満足を得るだけに終わります。その結果、実際には何の解決にもならず、相手を傷つけるだけで、実は自分の人格も傷ついていくことになります。それは破壊を生みますが、新しいものを生み出す力を持ちません。

 破壊はある意味簡単ですよね。問題は新しいものを生み出すことです。

 私が心ががさついても応答する場合は、多少なりともそこから何かが生み出される可能性を感じる場合です。単に自己満足の攻撃をするだけのことと感じられる場合は基本的にあまり応じないようにしています。これもまたお互い様だと思います。お互いにその可能性を感じつつやりとりができるかどうか、そこが大事なのでしょうね。

 
 

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