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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2015年4月17日 (金)

調整の仕方

 引き続きコアラさんのコメントから考えたことです。

 私が「アスぺの方にとっても身内の関係の中でいろいろなトラブルは起こるし,そうなったときのなんらかの対処の仕方も模索されているのだとは思います。それがどういうものなのかはまだ私にはよく分りませんが,きっとあるように思います。」と書いたことについて,コアラさんはこう書かれました。

あります。これも私の場合ですが、トラブルが起こったりしたらその都度考えたり悩んだりします。ただ、その「答え」が見つかるまでにものすごく時間がかかるし、「答え」が見つかる前に諦めたりする事も多いです。私の中での「答え」とは「気づき」であり、悟りのような感覚です。「答え」は、日頃の生活(人付き合い・読書・映画鑑賞etc)の中から生まれるものなので、数ヶ月や数年経ってやっと見つかる場合もあるし、ずっと見つからないこともあります。いつ見つかるかは自分でもわかりません。何につけても「自分が納得する状態」にまで持っていかねばならないので、時間がかかるのでしょう。我ながら面倒臭い思考回路だと思います(^^;)」

 コアラさんのこのコメントにも感じ,改めてパートナーのことを考えても思ったことなのですが,この「対処の仕方」は,基本的には「自分の中で問題を解決する」という傾向が強いのではないか,という気がするのです。そこは定型は,もう少し「相手と一緒に考える」という姿勢が強いように思うんですね。

 すごく単純化した言い方をすれば,定型は「相手と調整しようとする」傾向が強く,アスぺの方は「自分の中で調整しようとする」傾向が強いような気がします。そういう目で思い返してみると,たとえばKatzさんの問題対処法なども,自分自身の気の持ち方や自分自身の工夫についてのお話が多かったような気がします。

 私のパートナーも多くの場合,相談するよりも自分で解決しようとするような気がします。私が定型だけど融通の利かない頑固者という特性(?)を持っているので,もう相談しても無駄だと思われているのかもしれませんが (^ ^;)ゞ, そのことを差し引いて考えたとしても,やっぱり問題は自分の中で解決しようとする姿勢が強いように思えてなりません。

 そうすると,コアラさんが書かれているように,場合によっては自分一人で問題を抱え込んでなかなか解決が付かないことも多そうですし,ひたすら我慢して耐える,というような対処の仕方も結構多くなるのではないかという気がしました。

 「相手に気持ちを支えられる」ということが分りにくい,という話を何度か聞いたように思いますが,そういったことも,どこかつながってきそうな気もします。

  

 

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コメント

コメントを取り上げて考えてください、ありがとうございます。
パンダさんがアスペ側の分析をされた内容は、いつもすごくわかりやすく、とても参考になります。ただ、定型の側の感覚を書かれた部分は、わかる部分もあれば、うまく掴めない部分もありまして(^^;) もし差し支えなければ、より具体的に教えていただけると助かります。
よろしくお願いいたしますm( )m

>定型は,もう少し「相手と一緒に考える」という姿勢が強い

この部分です。結果、定型の方はどのような行動をされるのでしょうか?

コアラさん

さて、どうやってどこまでお伝えできるか、新たな挑戦です。記事で明日にでも書いてみますので、分かりにくいところなど、ぜひ何度でもお尋ねください。

何とか伝わりやすい道を模索していきたいと思います。

>相手と一緒に考える

私の感覚では、相手に評価を求め、その評価次第でやり方を変える。という感じがします。
褒められたり、認められれば、良し。
逆に批判されれば、自分が良いと思っていても、そのままではいけない。
アスペの方も、そういう評価を全く気にしないわけではないと思うのですが、自分のやり方にどの程度自信を持っているかの強さが違うのでは?と感じます。

そこで思ったのですが、野口英世も、私生活では相当変わったところがあり、家族は振り回されていたらしいですね。何かエピソードに、アスペ的なものを感じたのですが(細かい内容は忘れましたが)

そこで、細菌の研究などという危険極まりないものを、人を救うためという動機だけでやっていたら、続いただろうか?自身が感染して死ぬまで続けただろうか?

もしも、彼がアスペで、細菌そのものに興味、こだわりがあり、その研究を極めることを喜びとしていたら?
何か説明が付くような気がしてしまいました。
あくまで私の見解です(笑)

なんかもう、話がずっと先に進んでいっているのに、今更ここに引き返してきてコメントというのも、流行遅れもいいところなんですけど…

> すごく単純化した言い方をすれば,定型は「相手と調整しようとする」傾向が強く,アスぺの方は「自分の中で調整しようとする」傾向が強いような気がします。そういう目で思い返してみると,たとえばKatzさんの問題対処法なども,自分自身の気の持ち方や自分自身の工夫についてのお話が多かったような気がします。

他人との交渉が極端に苦手というのが大きいです。が、私の場合、自分自身の工夫の方が楽で、しかも効果が大きいから、という事もあります。

そもそも、独りで居たって自分で問題を起こして自分で困ってますから(^_^;)そういう時は人との調整もへったれもありません。自分が何とかしなきゃどうしようもありません。そういう対処を繰り返してると、相手があって問題が起きたとき、相手と調整するというのは別の手段を持ち出す事になり、かえって面倒なんです。いつ改善されるかも相手任せになりますし、どのくらい改善されるかも相手任せ。私の望んでいる事を望んでいる通りにやってもらうには、私が対応した方がずっと確実です。ダメならダメで、その理由も自分でよくわかりますし。←こういう感じ方は、多分アスペだからなんですよね…。

そして、相手が変わっても同じ問題が起きる事も多いです。その度に同じ交渉をして、異なる結果を得ていたら、それこそストレスが溜まります(^_^;) 誰が相手になっても問題を起こさないで済むように自分がなれば、最初から調整が要らないワケです。同じ問題でいつも誰かと交渉してるというのは、いつまで経っても何も改善していない事と同じですし。

つまり誰も信用してないのか、と聞かれると、そういうのとも少し違う。出来ない人に出来ない事を要求してもやっぱり出来なくて、なぜ出来ないのかと聞いても追い詰めるだけです。だから、この人には何が出来そうなのか、何をやりたがっているのかをまず知りたい。それから出来る事をやって欲しい。出来ない場合の手当も、最低でもアテくらいは付けておきたい。これは予定外の状況に極めて弱い私の為でもあります。

そうそう、もう一つ大事な要素がありました。私、枠組を自分で作るのが極端に苦手なんです。自分が全力を出せるような枠組を考えるという事が出来ません。想像力の欠如とか、そういうものの結果なんでしょうね、多分。誰かに決めてもらった枠組の中で、いかに自分が全力を尽くすのかを考える方が楽です。ここに交渉が苦手という要素が加わるとですね、大変なんですよ。相談しながら自分の責任範囲を決めるという事が出来ません。相手と調整する能力が決定的に足りないんですね。

書いていて気付いたんですけど、だから交渉が苦手なのかも知れません。相手の感情を見て、自分の枠組をどのくらいまで増減したらどうなるかを評価して、その結果を隠しながら言葉を選んで、…私にとっては苦手な仕事を、最低でも3つ同時にこなさなければなりません。それでなくてもシングルフォーカスで、複数同時進行なんか出来ないのに。しかも臨機応変にリアルタイムで。無理ムリむり!絶対ムリ!

ああ、こっちの理由の方が大きいですね。何だか色々理屈をこね回しましたが、それは結果論だったかも知れないですねぇ…。

Katzさん

>相手があって問題が起きたとき、相手と調整するというのは別の手段を持ち出す事になり、かえって面倒なんです。いつ改善されるかも相手任せになりますし、どのくらい改善されるかも相手任せ。私の望んでいる事を望んでいる通りにやってもらうには、私が対応した方がずっと確実です。ダメならダメで、その理由も自分でよくわかりますし。←こういう感じ方は、多分アスペだからなんですよね…。

 定型でも問題がすごくややこしくなりすぎると,「もう,自分でやったほうが早い!」と,相手との調整を考えずに全て自分でやろうとすることもあると思います。それで,その感じがものすごく大きくなって,生活のあらゆる面でそうなったら……,と想像すると,Katzさんの書かれたようなことが「ああなるほど,そういうことなら,そうなるのも無理ないよね」と感じられるようになります。それで,そんな感じでなんとなく想像していたことと,Katzさんが今回書かれたことが私の中ではすっとマッチしました。

>私、枠組を自分で作るのが極端に苦手なんです。自分が全力を出せるような枠組を考えるという事が出来ません。

 アスぺの方にこういうむつかしさが生じるという発想はまだ私の中にありませんでした。考えてみれば,「構造化」とか名づけられている対処法があるくらいですから,「枠組みが明示されていること」というのが重要なんだと,そういうことになるのかもしれませんね。 ( ..)φメモメモ

>書いていて気付いたんですけど、だから交渉が苦手なのかも知れません。相手の感情を見て、自分の枠組をどのくらいまで増減したらどうなるかを評価して、その結果を隠しながら言葉を選んで、…私にとっては苦手な仕事を、最低でも3つ同時にこなさなければなりません。それでなくてもシングルフォーカスで、複数同時進行なんか出来ないのに。しかも臨機応変にリアルタイムで。無理ムリむり!絶対ムリ!

 ふーむ,なるほど~。まだちょっと私の中ではこなしきれませんけど,注目ポイントとしてストックさせていただきます。

 それにしても,これまでKatzさんの工夫についてはいろいろ教えていただきましたが,こんな風に苦労されている点も教えていただいて,とても「新鮮(?)」で,また理解が深まる感じがします。

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