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アスペルガーと定型を共に生きる

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2015年4月20日 (月)

コメントのルールについて

 久しぶりに「炎上」と言える状態になって,こういう場を提供している立場として,どう対応するのが一番いいのだろうかと考えています。

 まず,みなさんのコメントについての,これまでの私のスタンスを改めて書いてみます。


 1. コメントについて削除といったコントロールすることは
    しない

  これまでほぼ唯一の例外は,全く関係ない商業的な宣伝が
  書き込まれた場合と,あと,犯罪予告が書かれていた場合
  です(ブログには無関係な内容でした)。

  前者については私個人の判断で,
  後者については警察に連絡をし,証拠保全の必要性を確認
  した上で削除をしました。

 2. コメントの内容については,基本的に投稿者のやりとりに
    ゆだねる

  コメントの内容については,参加者のひとりとして応答したり,
  あるいは記事を書く際に参考にさせていただく場合がありま
  すが,それ以上の積極的な介入はしないという姿勢で臨んで
  います。私個人の定型アスぺ問題についてのスタンスは,
  記事で書いていますので,それ以上,個別のコメントに対して
  なにか方向づける形で介入的に関わることは極力避け,参加
  者間のやりとりで深めていただくようにしていただいています。

 3. 意図的な匿名は避けていただく

  以上の趣旨から,お互いに責任を持って発言することが求め
  られていますから,複数のハンドルネームを使って場を混乱さ
  せたり,ご自分に都合のよいときだけ匿名で書き込まれるな
  ど,発言の一貫性を失うようなコメントについてはしないことを
  お願いしています。そうしなければ,ちゃんとした議論の積み
  重ねが不可能になるからです。

 まとめると,「この問題についての私個人のスタンスは記事で
 表現し,参加者のみなさんの間で,個人として責任を持って
 行われるやりとりには特別の権限を持った人間として関与する
 ことはせずに,それぞれの方のやりとりを尊重する」
 ということになります。
 
 今回もそうですが,むつかしいのはどちらかが著しく傷つくと
 思われる内容があった時どう対応すべきかということです。
 もちろん,定型アスぺ問題の性格上,相手を全く傷つけない発言
  というのは望んでも不可能であることは明らかで,
 どんなに注意して発言しても,全く意図せずに相手を傷つけること
 はなくなりません。「傷つける発言はやめましょう」というのは
  「何も言ってはならない」ということに等しくなってしまいます。

 ただ,「意図して傷つけるような発言は許されない」ということは
 当然に必要な基準になるでしょうし,意図せずに傷つけてしまい,
 相手からの指摘を受けた場合には,なぜそういうことになったのか
 について,対話する姿勢が求められるでしょう。
 定型アスぺ問題の多くはそういう「意図せず傷つけあうこと」に
  あるのですから,その部分でのやりとりはむしろこのブログが
  あることの意義に関わるかもしれません。

 いずれにせよ,相手を傷つけることが自己目的化されるような
  やりとりについてはそういうブログの趣旨云々以前のレベルの
  「荒らし」の問題ですので,そのような事態の展開を極力避ける
  ために,とりあえず以下のようなガイドラインを設けてはと
  思います。

 私の基本姿勢はあくまで自由なやりとりに介入しない
  ということですので,これはぎりぎりの場合に限定して考えます。

 ① 発言は一貫したひとりの個人の責任で

  ここで責任というのは,ハンドルネームを混乱させる(複数の
  ハンドルネームを使い分ける,意図的に匿名を繰り返すな
  ど)行為を行うことなく,自分の発言にたいする批判には可能
  な限り誠実に応答することを意味します。
  誠実に,というのは,相手の人の発言を自分の都合のよいよ
  うにねじまげて解釈し,非難することをせず,可能な限り相手
  の発言の趣旨を踏まえて,それに対して応答しようとする
  姿勢を保つことです。

 ② 個人的体験で,関係ない人を非難しない

  ご自分のつらい経験を語られることは大事なことですし,
  そこで自分がどれほど傷ついたかということを説明されること
  も相互理解には必要なことだと思います。それがなくなると,
  やりとりは表面的なものになって,何も解決しないでしょう。

  ただし,そこで傷ついた体験は,あくまでその方とその方の
  相手の方との間で生じた出来事だということは明確に意識し,
  その個人的体験で関係ない他の人を非難するような表現は
  絶対に避けなければならないと考えます。

  もちろん,自分自身の体験と,この場の参加者などの間に
  共通点を感じ,その共通点について議論をする必要がある
  場合はありますが,その場合は,何をどうして共通と感じる
  のかについて,説明を尽くす義務を負います。
  その責任を放棄して一方的に相手を決めつけるような発言
  についてはたんなる誹謗中傷や差別に当たるとみなされる
  べきでしょう。

 ③ 相手に理解を求める姿勢を崩さない

  相手に対する非難が自己目的化されるような発言は問題外
  として,大事な批判を行う場合も,あくまで相手に理解して
  ほしいから批判する,という姿勢を最後まで維持すべきと
  考えます。

  もちろん,感情的にそれがむつかしくなる場合も当然ある
  でしょう。その場合は一旦そう断ってやりとりを中断して,
  時間を置いて考えるなどの対応が必要かもしれません。
 


 他にも考えるべきことがあればまたご指摘いただきたく
 思いますが,現実問題としては,あるコメントについて,
 このようなガイドラインに反していないか
 誰がどういう根拠で判断するかということと,違反があった
 場合にどう対処するかということがあるでしょう。

 ①についてはログを見れば,投稿者の同一性についてだけなら
   ある程度は判断が可能です。(それがどこのどなたなのかは
   特定不能です)

 ②については,仮にその方の経験から,第三者を非難している
   ように思われる場合には,いったいそれが誰との経験につい
   ての話なのか,その特定の人との経験に基づいて,第三者の
   人を非難する根拠は何かということを個別にお尋ねすること
   で,かなりの範囲は解決できるでしょう。


   そのような質問は基本的に参加者相互の間で行われるべき
   と考えます。万一,それで個人的体験を不当に拡大して
   第三者を非難しているということが明らかになり,なおそれが
   やまない場合にはその場合に限り,私がブログの管理者と
   して,投稿をご遠慮いただくなどの特別の措置を考えます。 

 ③については,誰が見ても非難が自己目的化されている文章も
   あると思いますが,「姿勢」については微妙なことが多いと
   思います。基本的には相手の発言の趣旨を理解しようとする
   努力がなされているか,相手の疑問に可能な範囲で
   答えようされているか,対話を継続する姿勢を示されている
   か,というようなことについて,やり取りの中で確認していく
   ことはひとつの対応法かと思います。

   それ以上微妙な問題については,ケースバイケースで考える
   しかないでしょうね。

 
 とりあえずこんなふうに考えてみましたが,
 みなさんからのご意見を頂いてさらにしばらく検討した上で,
 ブログの扉に同趣旨の内容を掲示することにします。

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コメント

今回の豆すけさんは関係ない人に明らかな中傷をしてましたけど定型者の方々は正当化されてました。
定型者の感覚で事が決まってアスペの言うことは非難されました。
もしパンダさんが指揮を取っても今後も同じ事が起きるでしょう。
そこで匿名さんの言うようにここははっきりとアスペに悩んでいる定型者の意見が最優先されると書いた方が察するのが苦手なアスペにも分かりやすく、アスペがここに近づくことはないでしょう。
するとアスペも傷つくことも争うこともなくなると思いますよ。

popolonさんの疑問点についてお答えします。

今回の展開については,最初の豆すけさんの発言が②に抵触しますので,
この時点で発言の意図が問われ,個人的体験を不当に一般化していないか
確認を取られることになり,仮にそのような危惧を払拭できない場合は
そのような形で第三者を非難しないことが求められることになります。

これについて指摘後も同趣旨の発言が行われる場合には
書き込みをお断りするなどの措置が取られることになります。

ということですので,お書きになった問題の範囲内では
ご指摘の点はあたらないと思えます。

なお,以上のことは記事を普通にお読みいただければさほど無理なく
ご理解いただける内容かと思いますので,
今回のpopolonさんのコメントは①の「誠実性」のポイントに
抵触する可能性があります。(もちろん,何らかの特性で理解困難という事情がある場合は話は誠実性の問題ではなくなります)
また誹謗中傷にあたる内容も危惧されます。

同様のコメントが正当な理由なく継続すると考えられる場合には
同じように書き込みをご遠慮いただく場合も想定されます。

時間がありませんので,ごく要点のみで失礼します。

私は豆すけさんの暴言について言っただけですので、誠実性が問われるのは彼女の方です。
なのにみんな私が気に入らないようですね。
もう来ないのでご安心を。

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