2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

掲示板最近の話題

フォト

アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

« エイプリルフール | トップページ | 自己の成長と工夫 »

2015年4月 2日 (木)

共感可能性の拡がり

 このところ,何度か,パートナーがこのブログに書いていることが彼女には理解できない,と言われていることを書きました。

 ところが昨日,久しぶりに彼女がブログを見てくれたらしく,そしたら「今までどうして見えなかったんだろう」と何度も不思議に思い,驚くほどに,改めて見ると分ると言ってくれました。記事「搾取と接待」なんか,気持ちにしみこんでくる,といった表現をしてくれました。

 私個人は彼女との関係をなんとかしたくて,このブログでいろいろ考え続けてきたのですから,そこで少しずつでもアスぺの方と話が通じ合う部分が増えてきたり,「共感」とも言えそうなことが起こったりしてくる中で,私にとっては出発点でもあり,目的でもある彼女の理解が全く得られない,という状況はとてもつらいものだったので,ほんとに報われた気持ちになりました。

 なんで彼女の見方がそんなに変わったのか,ということなのですが,彼女は彼女で私との関係ですごく傷ついてきたので,知らないうちに理解することを拒否していたんじゃないか,というのが彼女の意見でした。それが,昨日ちょっとシビアなやりとりがあって,そこで彼女がこれまで言葉になりにくかった思いを言葉にしてストレートにぶつけてきたんです。

 そのこと自体は私にはかなり傷つくきついことでしたけれど,でも彼女の中でそのことを通して,自分の気持ちが整理できる部分があったらしく,拒絶せずにブログを読めたということがあったようです。

 そういう説明は私にもわかりやすいものでした。

 そのことからもまた思ったのですが,直接向き合った関係よりも,ネット上でのやりとりの方が,やり方次第では定型アスぺの間に関係が取りやすく,理解しあいやすい,ということがやっぱりあるんじゃないでしょうか。

 なぜそういうことが起こるかというと,前もちょっと書いたような気がしますが,それぞれに自分のペースでやりとりできることがひとつはありますし,さらにもっと大事なこととして,直接ぶつかり合ってはいない間柄でやりとりできるので,感情的にならず,距離を置いて相手のことを見たり感じたり理解したりできやすいのではないかと思うのです。

 リアルな世界では,ほんとに日々の生活を共にする中で,常にシビアなズレを抱え込みながら生活しなければなりませんし,望まないのに傷つくこともお互いに少なくない。どうしたって「冷静」にはなりにくい状況を生きているわけです。

 でも,逆に言えば,リアルな世界であっても,今回のパートナーのように,何かをひとつ乗り越え,自分の中のわだかまりがほどけたりすると,それまで共有できなかったことを,共有できるようにもなるように思えます。

 なんにしても,ブログで何人かのアスぺの方と割合大事なところで共有できるものが少しずつ積み重なってきたにもかかわらず,パートナーとそこがむつかしかったことで,自分の理解の仕方は根本的なところでものすごく欠陥があるのではないかと悩んでいたのですが,その点でちょっと明かりが見えてきた気分です。前よりは少し自信をもって,「定型アスぺ間の共有」の可能性を模索できるかもしれません。


 

 
 
 



楽天ブックスは品揃え200万点以上!  

« エイプリルフール | トップページ | 自己の成長と工夫 »

コメント

表情が見えない、人となりがわからない、というネットの特性は、マイナスの面がよく指摘されますが、その反対にアスペ定型ではとても良い距離感になるかもしれませんね!
こちらで、家族や恋人にここを見せて一緒に考えたいとおっしゃる方がよくいらっしゃいますが、うちは難しいなと感じていました。それは、パンダさんの奥様と同じ理由かも。これまで衝突してきて、家族も私の言い分にはどうしても感情的になるし、今更な感じになってしまうし。うまく説明できなければ全く逆効果になることは目に見えている。
けれど、どこかで切り札になるかな?とも思います。

前回、悟ったようなことを書いてしまいましたが、私自身、書きながらそうだったんだーと思っていました。
その場では本当に感情に翻弄されます。冷静ではいられません。前にも書いた気がしますが、まずはそのストレートな感情から気を逸らすことですよね。
後から、まるで逆の視点から見えることも。特に私は、ここに綴ることがとても良い整理方法になるみたいです!

あすなろさん

>特に私は、ここに綴ることがとても良い整理方法になるみたいです!

 そうか。コメントを下さる方にはご自分についてそういう意味も出てくるわけですね。
 私も記事を書くのはそのためだったりもしますので,
 これもまたこういうネットのやりとりの意味かもしれません。
 
  距離を置いてコミュニケーションがとれる
  必要な情報をやりとりできる
  違う立場からの見方を教えてもらえる
  書くことで自分を見つめなおすことができる

 そんな可能性をこういう場は持っているわけですね。
 アスぺ父を持つ娘さんの手記なんかも
 自分を見つめなおすという意味が大きかったようですし。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1449293/59502631

この記事へのトラックバック一覧です: 共感可能性の拡がり:

« エイプリルフール | トップページ | 自己の成長と工夫 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ