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2015年2月27日 (金)

またブログの役割について

 このブログや掲示板の役割についてまたちょっと考えています。

 もともとは他の当事者の方のご意見などもいただきながら,自分自身の気持ちや頭の整理のためにということをベースとして始めたブログです。それが幸いいろんな方からのいろんなコメントを頂けるようになり,そしてある方から教えていただいたイメージで,この場が「ムーミン谷」のような感じで成り立てばいいのかなと思うようになっていきました。いろんな個性を持った人たちが,その個性のままにぶつぶつつぶやいたり会話したりしながら,それぞれの人生を送っていくようなイメージでしょうか。

 特に誰かが強いリーダーシップを発揮するわけでもなく,唯一の「正解」を唱えるわけでもなく,それぞれの人がそれぞれの人生にあったその人の「正解」を探しながら,かといって孤立して生きているわけでもなく,お互いに刺激しあいながら,ゆるやかにつながって生きている。

 これって,もしかするとアスぺの方には割合なじみやすい人との関係の取り方なのかなと今ふと思いました。そしてこういう「ネット」という場での匿名でのやりとりにもうまくあったものかもしれません。

 というのは,その場に参加するみなさんは,一人一人が自分の生活の場を持っていらして,そこでは多かれ少なかれ顔の見える関係で,匿名ではない人とのやりとりをしながら生きていらっしゃるわけです。自分の言葉も相手の言葉も,ある意味で逃げられない「強制的」な力をもって迫ってくる部分があって,なかなか「ゆるやかにつながって」という感じにはならない。

 それに対してこういうネットの場では,自分の必要で,自分のペースでそこに行けばいいし,特殊な状況でもない限りはそこで何かを強制されるわけでもありません。自分の気持ちで参加して,刺激を受けたり与えたり,そんなことをしながら,また自分の生活に戻っていかれるわけです。

 最近,ネットを利用した在宅勤務という働き方(microsoftに飛びます)がどうも本格的に模索され始めたのかなという気がするのですが,それも「生活の場」を個人個人が個性的に持ちながら,ネットで「働く」という場を作る形です。「みんなで顔を合わせて働く」,「人生を会社にささげる」という形ではなく,「自分の生活をベースに生きる」ということの上に他の人たちともかかわりをもって働く,という形。

 お互いの間に距離を保てない,生活の場での生き方と,物理的にも気分的にも距離をある程度自由に保ちながら,必要なやりとりをしてゆるやかにつながりながら生きるネットの場と,その二つがうまく組み合わさった時,昔の「村にしばられて村の中だけで生きる」というのとも,「会社にしばられて会社に人生を捧げて生きる」というのでもない,それぞれが自分自身でありながらつながる形の生き方がうまく働き出すのかもしれません。

 ムーミン谷は北欧の話ですよね。聞きかじりですが,北欧はすごく個人主義が強いと言います。勝手な想像ですが,村で一致団結して生きる,みたいな形ではなく,(ちょっと単純化してますが)トナカイを飼いながらそれぞれの家庭がかなり距離をもって生きるような,そんな昔の生活スタイルがどこか影響して,お互いの間の距離を大きく取るような個人主義的なスタイルが強まったのかもしれません。そして面白いことに,そこは福祉をとても重視する社会でもあります。

 ムーミン谷の物語はそんな北欧の人たちの生き方を映し出しているのかもしれませんし,そしてそれはアスぺの方には特に魅力的に見えることがあるかもしれません。ネットはそれと重なるような人と人とのつながり方を生み出しやすい場というところがあり,もしかするとこのブログでも,そういうネットの性格が活かされてきているのかもしれません。

 そのことが,私が想像もしなかったような多くの方がこのブログを読んで下さるようになった原因のひとつかもしれないし,そしてコメントや掲示板でみなさんがつながり合ってお互いに大事な刺激を受け取り合えるようになった理由の一部かもしれません。

 そんなふうに考えてみると,このブログや掲示板の役割は,皆さんがそれぞれの人生を抱え,それぞれの場で生きていくうえで,お互いに刺激し合っていくような,そんな交流の場を提供することなのでしょう。そこでは誰か特別の「専門家」とか「リーダー」がいるわけでもたったひとつの「正解」があるわけでもなくて,来られる一人一人が主人公で,それぞれに自分らしさや自分らしい工夫を見つけていけばいい。

 多分私の役割は,そういう場を物理的に提供することと,それからそういうネットの場のつながりが持つ可能性をできるだけ活かせるような工夫を考えていくことでしょうか。まあ工夫と言ってもずぶずぶの文系,数学苦手人間で,別に何のネットの技術があるわけでもないので((^ ^;)ゞ),単にコミュニケーションをできるだけスムーズにするための工夫の模索,といったことでしょうけれど。そこから何が生み出されていくかは,それこそそこに参加される方にゆだねられていますよね。

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