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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2015年1月10日 (土)

ちょっと変化が?

 

前の記事を書いてから,パートナーに向き合う気持ちにちょっと変化が起こり始めたような気がします。

 前の記事では,私の感覚ではパートナーからとても否定的な態度で私に接しられていると感じてしまうことについて,頭ではそうではない可能性を感じるのに,どうしても体は拒否感を感じてしまって,そういう彼女の態度の背後にある,彼女自身のがんばりやつらさに気持ちを向けられない理由を考えてみました。

 ひとつには定型的なコミュニケーションのやり方から,定型にとってそれがとてもやりにくい理由を,もうひとつには,私自身が親との関係で作ってきたコミュニケーションのスタイルが原因でそれがやりにくくなる,個人的な理由を整理してみました。

 今回私にとって特に意味があったのは個人的な理由の方らしく,ある意味自意識過剰のように彼女に向き合うようになってしまう原因が分かった感じがして,そこでちょっと気持ちにゆとりができたようです。

 そうすると,彼女の態度を見て,最初の一瞬はやっぱりまいるわけですが,それがかなり軽くなり,すぐに「ああ,また彼女がしんどいのかな」とあまりむりなく思うようになり始めた感じがします。まだ確実にかどうかはわかりませんが,なんとなく変わった感じです。

 ただし,ちょっと傑作だったのは,そんなふうに彼女のまた厳しい表情を見て,「あ,これは自分に向けられたものではないんだ」と思い直したあとで,子どもから「お母さん,お父さんにかんかんだよ」と言われたことでした。そのときは私の家事の失敗でほんとに起こってたみたいなんです(笑) ま,試行錯誤ですね。

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コメント

パンダさん

ふふふ 傑作ですね。


でも よかったですね!

ココチさん

 ありがとうございます。

 ま,まだどうなるのかよくわかりませんけど (^ ^;)ゞ

 それでもちょっとは注目してみていきたいかすかな変化です。

そうですねぇ
そんな感じでいると、途中いろいろあっても 年単位で振り返ると、やっぱりあの時のカンは当たっていたんだとなるようですね。
私はそんな感じ。
達成感を感じにくく 夫婦で喜び合いにくい中、よくやってきたもんだと自分をほめてやりたいです。

なので こういう場は 必要かつ 貴重ですね。

パンダさんご夫妻のやりとりで、気づいたことがあります。

パートナーさんの主張に、アスペ的な感覚からくるもので定型には必要と思われないものと、普通に、違う環境に育ったもの同士の行き違いと(これが普通でいう夫婦喧嘩)、二つのものがあったとして、どちらを主張するときも、同じような言い方だとしたら、区別するのは難しくなりますよね。
きっと本人にはどちらも重要なのでしょうし。
今までは、それプラス、こちらの人格批判みたいなものもくっついてしまって、大変なことになっていたのかも?
悪意を感じる言動を向けられた相手は、まず冷静でいられなくなるので、それが単純な理由だったのかどうかさえも見えなくなってしまいます。

そのとき、いわゆる部外者のお子さんが、冷静に観察したとき、シンプルな原因に気づくことができる。
これ、なかなか良い手だと思えます。

感情に左右されていない観察者の意見を聞く。
いなければ、激しく沸き起こった感情がゼロになるのを待って考え直す。

なんか、参考になりそうです!

あすなろさん

子どもの視点のお話、言われてみればそうだなあ、という感じで納得です。

やっぱり自分は自分の視点からのがれられないので、こういうところでもちょっと違った目線で見えることを教えていただけるのはとてもありがたいことです。

定型アスペ問題への対応も、色んな視点を重ねながら柔軟に見ること、そういうネットワークを作って生きていくことが、ある意味で「究極の解答」なのかもしれないですよね。

うーん、このブログもそういう働きを持てるようになることに意味があるわけか。

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