伝わらない思い
自分が伝えたいと思っていることは全く伝わらず、いつも得体の知れない応答が返ってきて、自分は拒絶されたり、非難されたり、攻撃されたりする。自分の言うことは全然違う意味に受け取られるのだけれど、そういうことが繰り返されると、もう自分が本当は何を言いたかったのかさえ分からなくなってしまう……。
これは私のパートナーとの話で、彼女が憤って、というよりもう憤る力さえなくなってため息のように語ったことでした。細かい言葉使い等は不正確ですが、趣旨は大体そんなことで多分大きな間違いは無いように思います。
定型の皆さんはこの言葉をどんな風に思われるでしょうか。私が今感じるのは、立場を替えて、定型の側から見ても、定型アスペ間では大体同じことが起こっていて、アスペの方に対して似たような思いを持つことがある、ということです。
ただ、定型の側は多数派ですから、自分の感覚は「常識」だし「普通」のことで、自分の理解がおかしいとは思いにくいのに対して、アスペの方の側は、孤立する可能性が高いので、自分の理解自体に自信を持ちにくくなりやすいという違いはあるかもしれません。でもその点を差し引いて考えれば、「ほとんど同じじゃん」 と私には思えてしまうんです。
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