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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2014年10月 7日 (火)

オンリーワンの関係

 またまた引用させていただいて恐縮ですが,あおいよる。さんのコメントにあった言葉から,定型アスぺカップルの独特の意味のようなものを感じ取りました。あおいよる。さんは定型アスぺの関係について,

『その人と自分との、互いのインプットとアウトプットの擦り合わせ』のような、非常に個々人の、個別性の高いもの

 という形で表現してくださいました。それを私なりに理解してみると,こんなことかなと思いました。

 アスぺの方はいろいろな人とのすり合わせをしていくよりも,自分自身の中の個性的な世界を作り上げていく傾向が定型より強いのだろうと思います。そういうアスぺの方と定型がつながりを作ろうとした場合,もちろん定型にとっての「常識」をそのまま使える,ということはないでしょう。

 ではそういう定型的な「常識」とは違う,「アスぺ的な常識」を探して身につければそれでうまくいくでしょうか。

 たしかにある程度は,「定型とはこういうところが違う」という共通点はあるだろうと思います。そしてその違いについての理解は,きっとアスぺの方とつながりを作ろうとするときに多少なりとも手掛かりにはなるでしょう。

 でも,少なくとも定型的な「常識」がかなりいろんな人にそのまま使えるのと同じような感じで,「アスぺ的な常識」が見つかり,使えるというふうには簡単には言えないでしょうね。そのことはこれまでトマトさんをはじめ,いろんな方が繰り返し言われていたことのように思います。

 ということは,たとえアスぺのAさんとのつながりがだんだんとうまくできるようになったとしても,Bさんとのつながりがすぐに同じようにできると期待することはむつかしいのかもしれません。

 それぞれの方の作り上げてきた世界がすごく個性的であれば,その方と作るつながりもまたその人との間にしか通用しないような深い個性を持つものになるのではないでしょうか。

 もしそうだとすれば,定型アスぺのカップルというのは,すべてがものすごく個性的なカップルで,その二人で作り上げる世界は,決して他の人が入り込むことのできない,その人たちだけのオリジナルな世界になるのかもしれません。

 言ってみればオンリーワンの世界,でしょうか。そのことに意義を感じられたとすれば,定型アスぺのカップルだからこその価値がそこに見出されるのかもしれません。

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コメント

トマトです。

パンダさん、そういうことだと思いますよ。

挨拶ひとつとっても、定型なら「して当たり前、返してくれて当たり前」という一般常識の刷り込みを共有し、お互いに聞こえる範囲の声や伝わる範囲のリアクションや表情で交換しているわけです。そこに「挨拶とはなんぞや」という疑問も異論もなにもはさまず当然必然自然な行為として、無意識にでもできる感覚動作としての共有があります。
私はそれを「同室感覚」ととらえています。

ASの人はそれぞれに「挨拶は抵抗無く出来る」「違和感はあるが社会的ルールだからしている」「限定された人にしか出来ない」「しているのにしていないと言われる」「挨拶の意味や意義をまだ納得できないので断固しない」「挨拶は恐い」・・・・とにかく挨拶にしても会話にしても行動にしても、
ひとりひとり、その人なりの個性的な理由や事情があるので
私はそれを「別室感覚」ととらえています。

現実の日常生活において「相手がASだから、こういうふうに接しよう」の中に、初歩的な共通項目はあります。
抽象的な表現はつかわず、具体的な言葉をつかい最後は言い切る形にするとか、数字で伝えるとか。メモのように端的に聞くとか答えるとか。早口で言わないとか。正面から言うとか。

しかし、仕事などで、目の前のASの人とコミュニケーションを深める必要があるとき「この人だけの感覚や思考の癖」を未知の部屋のドアをノックするような姿勢で対峙します。

それだけ、少数派の感覚はデリケートで臆病なものだと思います。


かずきです。お久しぶりです。

考えがまとまる前に次の話題に移ってしまうことや、
代弁かのようなコメントがつくことが多くなかなか顔を出せずに居ました。

今回も同意コメントです。
確かに、一人一人全く違う付き合いという感覚は強いです。
以前も出した表現ですが「個人主義」とでもいいますか、
その人専用のカルテ、ファイルを作るかのような感覚です。
共通する付き合い方というのはあまり意識できません。

トマトさんの仰る「初歩的な共通項目」というのは勿論ありますが
それは、返事をする、挨拶をする、愛想笑いをする、相槌を打つ 、等々
おそらく社会的に必要な最低限のスキルであり、
その先は個人個人全く別の対応にだと思っています。

というより、共通することが多い付き合いということを初めて知って軽くショックを受けています。(悪い方向ではないですよ、ご心配なく)
もし、構えることなく人と接することができるのならば、コミュニケーションはもっと気楽なものになるのかと想像できます。
そうだとするならば、私にとっては苦痛でしかない接客業を、楽しそうにする定型の人が居るのも納得がいくのです。
私には想像しかできない世界ですが…

でも、私はこのASだからこそのユニークな関係の持ち方も、捨てたもんじゃないと思っています。
他の人には指摘されたことの無い魅力などを発見できることもありますから。
そのせいなのか、私と私の交際相手はよく「夫婦漫才してる」と言われてました。
今の私と夫でもそうです。
距離感が独特なのでしょうか。間の取り方が独特なのでしょうか。
なぜだかはわかりませんが、そういう意味では羨ましがられることもあります。

定型とのコミュニケーションは難しくて嫌になるときもありますが、だからこその魅力もあります。
定型社会に生きていて良かった、とまでは思えませんが、
定型もASも、両方がいる社会で良かったと思っています。

トマトさん

 ひとつひとつの出会いが全てとても新鮮なんですね。
 ある意味魅力的な体験だともいえるのかも。

 カップルとして人生を共にする,という関係の取り方とは
 また違った「魅力」がそこにあるのかもしれませんね。
 ちょっとまた視点が広がる気がします。

かずきさん

 お久しぶりです。お元気でした?
 「定型もASも,両方がいる社会で良かったと思っています」
 という,この一言が言えるって,すごいことだなあと。

 このブログも,ここに来られる方が,そういうことを
 お互いに感じられる場に育っていくといいなあと思います。

トマトです。

かずきさん
定型からASへ、ASから定型へ、のコミュニケーションのアプローチは同じですね。
お互い基本的なノウハウは心得ていても、その先のそれぞれへの個性への対応は一からの積み重ねです。

パンダさん
私は、故・友人ASと家族のような関わりをしていた6年間。
彼を通してASをとらえていました。
ASを理解しようとする時、友人がフィルターになっていたことに気がつきました。

ですから、ネット上で様々なASの人がいろんな意見、示唆をくださっても、友人についてヒントにならないコメントは無意識にスルーしていたことに気がつきました。

目の前に立ちはだかる存在が、ある日消えてしまったら・・・
それは、心情的に寂しく悲しく「あなたが居ないから困るよ」という気持ちにもなりますが

ASに対しては、まったく景色が違ってきて、他のASの人への関わり方も信じられないほど以前よりは気楽に出来るようになりました。
もちろん、ストレスを感じないわけではありませんし、共同作業などは内心カンシャクの連続もあります。
が・・・情報の取捨選択が無くなり、いろんなコメントを平等に受け入れられる感覚になりました。
そういう意味では悩みのメビウスの輪からの解放でしょうか。

人は誰しも自分に直接関わる点に反応するわけですから、視野が限定されている事をリアルタイムで自覚することは出来ませんが
私はとても深い寂しさとひきかえに、以前よりは少しばかり広い視野をもらったような気がします。


が・・・見晴らしが全然ちがうのです。


はじめまして。
minaと申します。
私の彼はアスペです。彼がアスペということを別れてから知りました。
アスペのことを調べる続け、このコミュに辿りつきました。
突然のコメントですみません(>_<)
意見を頂けたら嬉しいです。

私は彼と2ヶ月半しかお付き合いしなかったのですが、今でも大好きです。
彼がアスペと知らなかったので、彼と付き合っていくなかで、約束をドタキャンされたり、友達を優先されたり、連絡がなかったりといつも彼に振り回されたり、私の気持ちを分かってもらえなかったり…一緒にいても悩むことのほうが多くなり、私の寂しい気持ちを分かってもらいたくて私の方から別れを切り出してしまいました。
彼も別れに同意し、友達のほうがうまくいくと彼から言われ、友達として付き合うことになりました。

メールで彼は、「恋人に戻るのは無理。友達なら大丈夫だよ」と言うのですが、実際会うと「僕は振られた身だから…」と私とヨリを戻したいような素振りをしてきます。

私も分かれてから、知り合い伝いに彼がアスペであることを聞き今までの彼の行動の意味が全てアスペによるものだと分かり、私は自分がしたことに後悔しました。

定型の私から見ると、彼の付き合い方は独特で本当に好きなのかな?と思ったり、他に誰かいい人がいるのではないかと疑ってばかりでした。

別れてから彼の言動を振り返ってみると、彼なりの愛し方優しさが見えてきて…私は自分本位でしか考えていなかったなぁと反省しました。

彼に今の素直な気持ちを伝え、また恋人としてやり直したいと伝えましたが、今すぐには返事はできないみたいです。
「これから、友達として付き合っていって
また恋人になりたいという気持ちが芽生えた時はまた付き合えばいいんじゃないかな」と彼には言われました。

私のことは友達以上恋人未満みたいな感じらしいです。
でも、何でも話せる大切な人だとも言ってくれました。

彼は彼なりに私のことを大切に想ってくれていたのに…私は「大切にされていない、付き合っていても孤独を感じる」そんな気持ちと葛藤して彼に一方的に別れを切り出してしまいました。


彼にしてみたら、私に振り回されている感じがしたのではないでしようか?

私はやっぱり彼のそばにいたいです。
彼のそばにいることは、自分が強くならないと気持ちが通じ合わないときに乗り越えていけない、覚悟がいることだと感じています。

私の彼に対する気持ちが空回りしてしまい、正直元に戻れるかわかりません。
もし同じ経験をされた方がいらっしゃればアドバイスを頂きたいです。


よろしくお願い致します。

minaさん

 こんにちは。
 同じ体験というのはしてないので,コメントを控えていましたが,
 ちょっとだけ,感じたことを。
 
 このブログのコメントにも,たくさんの定型アスぺカップル当事者の方の
 苦しみや辛い思いや,いろんな思いが書かれています。
 長ければもう何十年もそんな悩みを抱えてこられています。
 
 二人だけの時はまだ苦労も自分に留まりますが,
 子どもができると,子育てをめぐってまた問題は深刻になります。
 もちろんかならずそうなるのではないと思いますけれど,
 置かれた状況が厳しい場合にはほんとに悲しいことにもなります。
 
 今,掲示板の方で「アスぺ父を持つ娘」さんが
 御自分の体験を「此処で愚痴らせてください」というタイトルで
 ずっとつづってこられていますが,
 ほんとうに息をのむようなことの連続です。

 決してminaさんの足を引っ張ろうと思っているわけではなく,
 なんとかアスぺ定型のずれを乗り越えようとするお気持ちは
 本当に貴重だと思いますし,応援したくも思うのですが,
 まだたった2か月半ですよね。
 そのことを思うと,軽々しく何かを言えなくなります。

 恋愛しはじめたころの昂った気持ちをすぎても,
 なお,お互いにどうしても一緒に人生を過ごしていきたいと思えるか,
 それをゆっくりと考えて見られてはどうかと思うのです。

 問題の大きさを嫌というほど感じ続けてきましたので,
 気楽な励ましのようなことはできず,申し訳ありません。
 一息ついて,ゆっくり自分の気持ちを確かめられればいいですね。

 
 

minaさんへ トマトです。

ASと定型の人とのおつきあいで難しいポイントのひとつに「その言葉はこちらの解釈しているまんまの日本語か?」という点があります。

minaさんは「彼がこう言った、こうメールしてくれた」・・・という内容を書かれています。
が・・・それは、定型が一般的に理解できない、まさかというような意味が含まれている可能性があると思うのです。

例えば「友達」という概念が、minaさんと彼ではどんなふうに違っているのか・・・とか
「気持ちを伝える」という行為が、ASの人にとってはとても意味不明で、ときに不安や混乱をきたす行為だということも、承知しておかねばならない項目だと思います。

「一生懸命、気持ちを伝えることが相手の負担になる行為なら、さて、そのような相手とどうやって恋人関係を維持するのか」という課題が生まれます。

そばに居て欲しいが、いざ交際や結婚などで、そばに居続けられると、言葉と気持ちが空回りして混乱と精神疲労がひどくてつらい・・・という「愛する相手」の状況をどれだけ思いやれるか・・・・という酷な正論があるのです。

彼の心地良い、交際濃度、会うペース、会話の仕方、彼の生活ルールや、こだわり・・・それらをまず知って、合わせきる覚悟がないと、今の感情だけのアプローチは、後々彼をさらに苦しめてしまいます。

好きな気持ちにストップはかけられません。
だけど、彼と交際したいのなら、まず彼を学ぶという理解の熱心さが問われるし、なによりそのことが必要だとお伝えしたいです。

パンダさんへ

コメントを頂いたまま何もお返事ができずにすみません。
あれから、彼のこと自分のことを見つめ直し、何度も自分に問いかけ、やっと自分の気持ちに結論を出すことが出来ました。この数ヶ月、彼も何か思うことがあったみたいで少しずつですが私に歩み寄ってくれているのを感じられるようになりました。本当に小さな変化ですが、私には何よりも嬉しいことです。
いろいろありましたが、もう一度やり直すことができました。
今でさえもやっぱりズレを感じることは多々あります。
さみしい時、辛い時、彼に分かってもらえず距離を感じることもあります。
そういう壁にぶつかりながら彼のことを一つ一つ勉強していく日々です。

こちらのブログでもいろんなことを知ることができますし、貴重な意見を頂けるのはとても有難いです。

ありがとうございます‼︎

トマトさんへ

お返事が遅くなりまして、すみません。
コメントを頂きありがとうございます。

私の気持ちの整理がなかなかできず、こんなに時間がかかってしまいました。

私は彼ともう一度やり直す決意をして、今はまた一緒の時間を過ごすようになりました。

彼のペースになるべく私が合わせる努力をしている途中です。
彼にも少しずつ変化が見られ、ちょっとずつですが私に歩み寄ってくれているのを感じます。
彼の言動や拘りがなかなか理解できない時もあります。何度も壁にぶつかりながら彼のことを勉強していく日々です。

私が元気なとき、余裕があるときは大丈夫なんですが、私が落ち込んでいる時寂しい時は彼との間にやっぱり距離を感じてしまいます。
私が求める対応をしてくれることは少ないですが、彼なりに私のことを思ってしてくれていること、かけてくれる言葉に感謝しています。

トマトさんのコメントに考えさせられることたくさんありました。
いろいろ気づかせて頂きありがとうございます‼︎

minaさん

 ひとつの進展があったんですね。

 この定型アスぺ問題,定型間カップルには想像もつかないような困難が
 繰り返し現れやすいと私は感じるのですけれど,
 ほんとにひとつの正解なんてないし,その人その人の抱えた状況や 
 価値観などによって,選択肢もさまざまなはずです。
 いろんな模索についても,それでほんとにうまくいくのか,
 実際は一時的なもので,堂々巡りをしているだけなのか,
 はたまた結局は破たんにいきついてしまうのか,
 それもぜんぜんわかりません。

 ひとつだけ,手掛かりになるかなという気がするのは,
 「この道で,自分は幸せを感じられるだろうか」ということかも。
 私のパートナーも,もっと幸せを感じられる道があれば
 絶対に私にはそっちを歩んでほしいと言うんですが,
 それは大切なことかもしれません。

 もちろん,その「自分の幸せ」の中に,
 相手の方が自分と一緒で幸せを感じられるのかどうか,
 ということが関わってくるのだと思いますから,
 その意味では「自分たちの幸せ」の問題かもしれません。

 私は母親が「自分の幸せ」感を父親に強烈に押し付けて,
 父親を追い込んでいる姿を見続けてきましたので,
 パートナーとの間でも,自分が同じことを繰り返していないかどうか,
 そのことは心配です。

 お互いに話し合ってそういう気持ちの確認ができれば,
 随分と楽なのだと思いますが,そこが定型アスぺ問題のむつかしさで,
 定型的にはわかったようなわかんないような話になってしまいがちです。
 そこもまた直面する課題でしょうね。

 いや,ごめんなさい。素直に再出発を祝福できればいいのですけれど,
 下手に困難さを経験してきているものですから,
 なかなか気楽に考えられなくて……

 なんにせよ,ご自分の幸せ感は見失わないことが大事な気がします。
 頑張ってくださいとは言えませんが,ご自分を大事に生活してくださいね。

パンダさんへ

お返事ありがとうございます。
パンダさんのコメントを読みながらいろいろ考えました。
私が感じる幸せと、彼が考える幸せは違うものかもしれない…
私は知らず知らずのうちに彼に自分の幸せ感を押し付けているのかもしれないと…

言葉での気持ちの確認が難しい分、彼の気持ちをなかなか確認できず不安になったり、傷付いたりすることも多々あります。
この不安はこれから先も続くことも分かります。距離が近くなればなるほど不安は大きくなるのかもしれません。
不安は消えませんが、不安に思う時間・寂しく思う時間を少しずつでも減らしていけれたらいいなと私自身思っています。
自分の幸せを見失わないように、頑張り過ぎないように、彼との今を大切にしていきたいと思います。

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