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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2014年6月22日 (日)

カサンドラ駆け込み寺

 昨日,このブログをお読みになったSORAさんという方からメールをいただきました。最近ここを見つけて下さったとのことで,アスぺや定型のどちらかの立場で書かれているブログではなくて,その共生を考える場としてはここが初めてたどりついたところだということでした。

 実際,定型にしても,アスぺの方にしても,それぞれがそれぞれの立場で本当に苦しい思いを積み重ね,もうどうしようもない,というくらいまで煮詰まった経験を持ってブログなどをされる方も少なくないはずです。ですから,そういう苦しむ自分自身をどう支えるか,ということが大きな問題になったとして,それは当然のことと思います。相互理解についてはすでにそれまでに十分「絶望的な思い」を繰り返されていて,改めてそのことをメインに考えるということはそう簡単なことではなくなりますよね。

 考えてみると,私の場合はいろんな意味でとてもしんどい状態になった時に,パートナーがある意味≪腹をくくった≫ように,一緒に乗り越えていこうという姿勢になってくれたことが大きかったのかなと思います。もちろん「一緒に」と言っても,その「一緒に」がむつかしいのが定型アスぺ問題ですから,それで問題が解決しているわけではありませんが,ただ二人にあった「一緒」のありかたを探していこうという気持ちは,その彼女の態度で私は持つことはできたのでしょう。


 SORAさんの場合は夫がかつてアスペルガーとの診断を受けられたとのことで,いろいろな模索を何年も続けられた後,ご自分の体験を活かせることがあればと,カサンドラ症候群に悩まされる女性たちのための自助グループ的な活動やいろいろなワーク,相談などを精力的に進めてこられたとのことでした。ご紹介いただいたSORAさんのブログは以下です。  

カサンドラ駆け込み寺 ハーンの妻達へ

 今はアスぺの夫との間で辛い思いをされている女性の方の集まりのようですが,いずれアスぺの方たちとつながりを模索する,実際の場作りを考えていらっしゃるとのことでした。

 トマトさんは定型の立場から,アスぺの方たちの現実の生活をどう支えられるのか,ということについて,「仕事」という領域で現実的な模索を続けてこられているわけですよね。他方でSORAさんは定型アスぺの関係に苦しむ定型女性をまずは支えるところから出発されています。

 定型アスぺ問題との出会い方自体がそれぞれですし,その問題へのかかわり方もほんとに様々ですよね。定型アスぺ問題は人がそれなしでは生きていかれない「コミュニケーション」それ自体の問題ですし,それだけこの問題は多面的なのでしょう。

 いろんな角度からいろんな試みをして,そしてそのいろいろな試みがお互いにつながっていかないと,孤立していては問題に向き合うことすらむつかしくなるのだろうと思います。そこはトマトさんがおっしゃる通りのように思います。そしてその見方や取り組み方が多様であればあるほど,「これがだめなら他もある」という「柔軟性」が増えていきますから,いろんな試みがあってほしいですね。私もそのいろんな試みの小さなひとつを,たとえばこんな形で続けられればと思います。

 SORAさんは東京を中心として,関東の方でまずは自助グループをいろいろ作っていきたいと考えていらっしゃるようなので,特に東京周辺で関心をお持ちの方は一度ブログを見にいらしてはいかがでしょうか。

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コメント

SORAさんのブログを見てきました。
その記事の中で「主体がないから人の言葉をそのまま使ってなりすましのような事が起こる。」

ああ…まさに私と彼との間で起こっていた事だぁ…
相手の真意を教えてもらえない上に、こちらが言った言葉を自分の意見のように言われる…
それがあなたの意思とは思えない。私が聞きたいのはあなたはどうしたいのかという事なのに。


でも彼に主体がないのなら仕方ない事なのかも知れないけれど、そう簡単に割り切れない。
だから、離れてしまった今でもまだ彼との事がこれで良かったのかと引きずってしまう。


SORAさんも「腑に落ちないままの決断では後悔してしまう」と同じような事を書かれていました。

もう一度彼と話し合いたいけれど、また同じ事の繰り返しなら、意味はないのかも知れない…
でもこのままじゃ今もカサンドラ状態から抜け出せない(>_<)

地方で暮らす私には自助会に参加する事も出来ず…

悩みはループするばかりです。

にゃんこさん

>もう一度彼と話し合いたいけれど、また同じ事の繰り返しなら、意味はないのかも知れない…でもこのままじゃ今もカサンドラ状態から抜け出せない(>_<)

 ここではたぶん扱ったことはなかったように思いますが,お互いの関係が一応終わった後もつらさがずっと続いてしまう,という問題もあるわけですね……。

 ずっと引きずってしまうこと自体は,定型アスぺの関係だからそうなることがある,という部分と,その方の性格の部分と,なんか両方が関係しそうな気がします。わりにあっさりと切ってしまえる方と,そうでない方があるような気がするんです。

 後者のタイプの方だと,気持ちの整理のためには次の新しい出会いが重要になるのかもしれないと思ったりします。あんまり単純に二分するのもよくないかもしれませんし,一つの可能性としてだけの話ですが,ちょっとそんなことも思いました。

パンダさん、ハーンの妻達をご紹介いただきまして、ありがとうございます。ハーンの妻達のSORAです。こちらでも、早速、リンクを貼らせていただきます。
自助会がない地域では、きっと、このパンダさんとやりとりできるこのブログが、皆さんの支えになっているのでしょう。
私のブログの「カサンドラ脱出法」にも書いたように、グルグルとカサンドラから、抜け出せない方は、仲間の応援やつながりが、とても効果があると思います。一回参加して、沢山の仲間の話を聞いただけで、救われて、次の一歩を踏み出せるようになる方もいます。大阪、名古屋、東京、札幌には、少なくとも仲間が集まっています。遠く思うかもしれませんが、国内です。旅行がてら、一度、足を運ばれるような思い切った行動が、実は突破口になるんです。行動して、感じて気づくということが、頭で考えているより、女性は、特に大切な要素ではないかと思っています。
はじめてのコメントで、お礼だけお伝えしようと思っておりましたのに、長くなってしまいました。失礼いたしました。どうぞ、今後とも、よろしくお願いします。

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