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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2014年6月28日 (土)

定型アスぺ問題と第三者

 定型アスぺ問題が深刻になるタイミングにはいろいろなパターンがあると思います。その中でこのブログでのやり取りの中で見えてきたように思えるひとつのパターンは,「第三者がからんだとき」というものでした。

 たとえばカップルが二人でつきあっている間は,多少違和感があったとしてもなんとかやり過ごしていたのが,子どもという「第三者」が生まれての子育てという共同作業が始まって,そこで問題が深刻化してしまう,ということがあります。

 カップルが二人の時はなんとかなっても,そこに共通の知人といった第三者が絡んでくるとうまくいかなくなる,という例もあります。

 夫婦関係に親という「第三者」が絡んでくる場合も,問題が深刻になる場合がある。

 定型アスぺ間の関係は,定型間の関係とはかなり違ったものになりますから,二人の時はお互いに調整してなんとか保てたとしても,もうひとりの定型(場合によってはアスぺの方)がそこに加わると,それまで微妙に保たれてきたバランスが一挙に崩れてしまう可能性が出てくるのでしょう。

 そんなふうに,「第三者」については定型アスぺ間ではマイナスの意味を持ちやすいもの,という面に私はどちらかというと注目してきました。

 けれども,ここにきて「第三者」がまたまったく違った意味を持つ可能性が気になっています。ひとつはたとえば昨日の記事にも書いたように,私とパートナーとの関係では,今「介護する親」という「第三者」をパートナーとの間で共有できることが,お互いの関係を作り直すうえでとても大きな意味を持ってきています。

 もちろん,トマトさんがずっと取り組んでこられたような,定型とアスぺの方の橋渡し的な仕事も,また「第三者(この場合トマトさん)」が重要な意味を持つ例になるでしょう。同じことはいるかさんかずきさんの(ちょっと感動的な)やり取りでも感じられます。トマトさんは定型の立場から,かずきさんはアスぺの立場から,定型アスぺ間に生ずるむつかしい問題で悩んでいる方に対して,橋渡しという第三者の役割をされています。

 第三者がからむということは,私だけでも,相手だけでも,私と相手だけでもない,私も相手もともに「客観的に見る」見方が必要になる場面だと思いますが,そういう場面は状況次第で二人の関係にとって危機にもなるし,逆に新しいものを生み出すきっかけにもなりうるということでしょうか。

 このことにはいろいろややこしいことが絡んできそうですが,ちょっとそういう点も気にしていきたいと思います。

 

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コメント

いるかです。

取り上げていただいて、ありがとうございます。

パンダさまの仰っていることがよく分かります。

わたしと彼の関係は、第三者が原因となり修復不可能となりました。
そして、今のわたしは第三者の存在により助けられております。

定型のわたしは、社会生活上、(どうしても)第三者が必要となってきますが、
彼には、(血縁関係以外の)第三者は社会生活において必要ではないと思いますし、
時に、血縁関係者さえも排除するような行動に出るときもあります。

寧ろ、彼にとっては二者間のみが一番精神の安定を保てられるのではないでしょうか。

以前に、彼が、
「僕はね。あなたと、自分の家があればそれだけでいい。それしかいらない。」
と言っていたのを思い出しました。


彼に会ってきましたので、ご報告をさせてください。

結論は、、、何一つ言えませんでした。。。

というのも、自分のマンションに母親や親戚が集まり、引越しの手続をしているから、
指定した時間より早められないか?との連絡から始まり、
「やっぱりプレゼントは送っておいて」と言われましたが、なんとか20分だけ会って直接渡すことができました。

会ってからも、マンションで待っている親のことが気になり、
心ここにあらずのような状況でした。
(よくあるのです。待たせている方のことが気になって切り替えができないのです)

そして、プレゼントを渡しましたが、とても喜んでくれました。
慢性的な睡眠障害を抱える彼へ光で目覚める大きな目覚まし時計を送りました。

彼からもわたしへプレゼントの用意があり、
いつも本を送ってくれたから、そのお礼にと図書カードをいただきました。
(そんなことを考えてくれているとは思わなかったので、うれしかったです。)

そして、異動先でのマンションが決まっていないという環境の変化への焦りと、
連日の送別会で相当疲れていたため、マッサージをすると落ち着きだしました。
(色々な感情で溢れ返っているときには、マッサージをするようにしていましたので、やはり効果的でした。)

バタバタな様子でしたが、きっと彼は、
感傷的・感情的になるような事柄を避けたのだと思います。

それがわたしには十分伝わったため、好きですとも、ありがとうも、がんばっても、さようならも、寂しくなるということも、
何一つ面と向かって告げることができませんでした。

彼からは、
「いろいろありがとう。身体には気をつけてやっていってください。」
とメールがきました。

返信は、
「出会った頃から、いつも大切にしてくれてありがとう。
わたしのことを信じてくれてありがとう。
その時々でいろいろと気づきが遅くなってごめんなさい。
あなたも、体調には気をつけて、そのままのあなたでいてください。」
と送りました。

なので、会っても、会わなくても、何も変わらなかったのです。

それでも会えてよかったです。
今日は、彼からもらったネックレスを身につけており、
彼はそのネックレスを無言でじっと見つめてくれておりましたので。。。

ご相談に乗っていただきました、
パンダさま、トマトさま、かずきさま、
ありがとうございます。

彼が異動先で落ち着きだしたら、彼のところに行ってみようと思います。

いるかさま

 ……,やっぱり「さま」づけのやりとりはなんか調子が狂います(笑)

 なんか,「語らないことは一番雄弁」みたいな話を聞いたことがあります。
 昨日の様子をうかがって,そのことを思い出しました。
 なんていうのか,お二人の積み重ねの中で,
 とても大きな「語らないこと」だったような気がします。
 (もちろん私の勝手な思い込みですが …… )

 パートナーから,「共感」とか私の思いに自分が応えられない部分について
 どうしてもそこが辛いのなら,離れてもらった方がいい,
 自分はパンダが幸せになることを願っているから。
 というようなことを何度か言われました。

 なんか拝見していているかさんの彼も,いるかさんが幸せになることを
 一番望んでいらっしゃるのではないかという気がしました。

パンダさん

・・・やはりわたしも、パンダさんは違和感が。。。
ですが、これからは「さん」とお呼びしたいと思います。

お返事をいただき、ありがとうございます。

パンダさんが言われるように、
あえて「語らないこと」が重要だったのかも知れないのです。

距離は離れてしまうけれど、永遠に離れるわけではない。
なので、お別れではない。

そして、わたしからさようならを言われることも、
さようならを彼がわたしに告げることも、
結果的に彼自身が傷つくことに繋がるのだと思うのです。

なので、普通どおりにしました☆

実は、彼は世間一般で言う「エリート」です。
有名大学を卒業し、大企業に勤めております。

次の異動先は、エリートが集まる部署ですので、
そんな彼にこれ以上、好きだ、寂しいなどと言って負担をかけてはいけないという思いもあります。

このように書いておりますと(どうしても)一般的な恋愛と混同してしまうのですが、
彼は普通とは違います。

昨日は、カフェにて贈り物を渡したのですが、
隣でお勉強をされている方の机に「ドン!」っとプレゼントを置き、
「ビリビリ~!」と包装紙を破りだしましたので、
「お隣はお勉強されているし、迷惑になってはいけないから、こちらでやりましょうね」
と誘導しました。。。
(他人はどうでもいいのです。)

わたしが彼のことをずっと想い続けていられるのも、彼がASだからかも知れないのです。
仮に、定型だった場合、わたしはすぐに興味がなくなり、長期的な関係を築くことはできないのではないか?とも思います。

なので、彼と出会って、一度は壊れましたが、非常に沢山の学びがあり、
これほど心の綺麗な人は世の中にはいないなと思うのです。

彼はこのように言っておりました。
「あなたが僕の子供を出産する時、陣痛で苦しんでいる姿を見ると、
きっと僕も苦しくなって泣き出してしまうと思う。あなたが苦しいと僕も同じくらい苦しい。」と。。。

ただ、仮に彼との未来があって、一緒になれたとしても、子供は諦めようと思っています。

彼が子供をとても大切にするかも知れませんが、
「衝動のコントロール」が出来ない彼が人の親になるべきではないと思います。

そして、子供(第三者)が二者間に入ってきた場合、
彼は子供にも嫉妬してしまう可能性があります。

彼が急に彼の事情で、「一人になりたい」と言い出せば、子供は困惑するでしょうし、
子供に、お父さんは一人になることで安心するのよ。
あなたを愛しているからこそ、あなたからも離れる必要があるのよ。
と子供に説明し、子供が納得するという可能性は考え難いですし、
子供はきっと、「愛されていない」と感じると思います。

彼の父親が同じです。
彼の母親を傷つけないために、離れて暮らしております。
それは、愛しているからこそ離れなければならないのです。
なので、離婚はしません。そのような愛し方なのですね。

そして、こうなったのには理由があります。
それは「身内の死」からなのです。

彼の父親は、自身の父が亡くなった際、母親が期待通りに動かなかったことに対し、
「あの時はこのようにして欲しかった」と何年か後にそれを母親に伝え、
それ以来、内に篭るようになったとのことです。

実は、彼も同じです。
「祖父母の死」から自分を責め、なぜかわたしに罪悪感を感じるようになり、
内に篭り、そこから出てこなくなりました。

人の死というものは人生における最大の哀しみであり、最大のストレスとなります。
人の人格までも変えます。

彼も、彼の父親もきっと、
「世の中に大切な人がいないほうが、苦しくない」のだと思います。
それほど、大切な人(身内)に対する想いが強いですし、大切な人がいるほど、自分が壊れてしまうのです。
なので、一人になりたいはずです。

彼は、母親から距離を置いている父親を見て、
「母親のことを放置して、何もしない」と言います。

上手くは言えませんが、彼や彼の父親にとって「人間関係」より、
「恋愛関係」が一番難しい事柄になるのでしょうし、
だからと言って、親近者の死から、一人になりたがり、
それによってパートナー(母親やわたし)を病気にさせることが正しいとは思えません。

けれど、元々がそのような(一人になりたいという行動が、パートナーを結果として不幸にさせる)認知しかできないのであれば、
「彼がどれだけ苦しんでいたとしても、自分が幸せでなければならない」と思うのです。
自分が幸せな空間にいなければ、誰も幸せにはできないと心底思うのです。
ただ、それがとても難しいのです。

わたしは、一年半このことについて考えていました。

そして、わたしが幸せそうにしていると、彼は、「あなたは楽しそうだね~♪」と喜んでくれるのです。

なので、どんな状況であっても、
「世の中の誰よりも、常に自分が幸せでいるようにする」という努力義務が定型にはあるのではないか?と思うのです。

「幸せでいようとする努力」
が自分を守った上で、彼も守っていけることに繋がるのではないかと思うのです。
(でも、ほんとうにとーっても難しいのです)

なんだか、よく分からない文脈になってごめんなさい。。

トマトです。

ASの感覚のひとつに「自分と相手との境界線があいまい、もしくは認識しずらい」というものがあると専門医に言われました。

相手の苦しみを我がことのように感じる、想う、痛みすら感じるという「共感」は、定型なら、その相手や場面から離れたら、中断し、我に返ります。
自分は自分。 いくら愛していても相手は自分ではないから、いつまでも同調していられないという現実感を持ちます。
言い換えれば
相手の苦痛や悲しみや人生観がまるで自分に憑依したようになったとしても、自分と相手との境界線を見失うことまでは無い・・・ということです。

しかし・・・定型でも、こういう「時期」があることは事実です。

それはつまり「恋愛期間」や」「洗脳期間」です。

いるかさんは、まぎれもなく彼に、強い恋愛感情を持っています。

だから・・・いろいろ頭で考えていても、昨日の続きのような空気感で彼に接されたら、「また会いに行こう」と思うのも無理はないかなぁと、思います。

ただ・・・二人で構築してきた二人だけの関係性のままなら良いのですが、すでに周囲の人が関わってしまっているので、今後は、いるかさんが会いに行くことに関して、もしかしたら第三者の意見や意志が、彼にも、いるかさんにもストッパーの形で関与してくる可能性はあります。

いるかさんが「会いたい」のは当然ですが
彼にとってはどうなのか・・・再びの混乱や悩みにならないか。
もしかしたら「彼のことは私こそが一番分かっている」という巻き込みパターンにあっているのではないか。

さまざまな視野で考えてくださいね。

ASの人の魅力はハンパない・・・その世界観は私も同感です。


トマトさま

いるかです。

ご助言をいただき、本当に感謝しております。

>ASの感覚のひとつに「自分と相手との境界線があいまい、もしくは認識しずらい」というものがあると専門医に言われました。
わたしも医師から、彼がASだと気づく前から、
「彼とはぐーんと距離を取って、連絡は毎日しないように」ということを言われておりました。。。
巻き込み防止策ですね。

彼自身が、
「僕は自分のコピーを作りたいだけなのだと思う。世の中の全員が自分のコピーならいい」
と言っておりますので、これがAS独特の、
「境界線が曖昧、自他の区別が認識し辛い」ということに繋がるのだと思います。


>いるかさんが「会いたい」のは当然ですが
彼にとってはどうなのか・・・再びの混乱や悩みにならないか。

本当にありがとうございます。
彼には、「あなたの次回住むところに行きたい場所があるから、行くときは言うね」と伝えると、
嫌がった様子はなく、(なぜか)とても嬉しそうでした。

彼は、「あなたの行きたい場所には、僕も一緒に行かないと、あなたは入れないんです。」と言っておりました。
(なぜか)彼もわたしの行きたい場所に一緒に行くことが前提になっております。
が、これも彼のその時々の感情によって変化しますので、
彼がキャパオーバーですと、会うことは不可能ですし、実際、その時になってみなければ分からないのです。

>もしかしたら「彼のことは私こそが一番分かっている」という巻き込みパターンにあっているのではないか。
さまざまな視野で考えてくださいね。

ありがとうございます。
わたしは、彼のことを一番よく分かっているのは、彼の母親だと思っているのです。
なので、わたしは彼を100%理解することもできませんし、彼の100%の存在にはなれませんし、
彼の母親にはなれません。。。

そして、
わたしが、「彼のことを一番分かっていると思っている」
そういう時に限って、彼は突拍子もない行動に出ますので、ある意味、やっぱり理解できない。。となるのです。。

彼に「わたしはね。あなたに対して何もできることはないのよ」と伝えるも、
その時、「見捨てられた子犬」のようになりますので、やはり彼が求めることは、
100%自分を理解してくれる相手なのでしょうね。。。

また、彼の様子が気になり電話をかけることがあるのですが、
(なぜか)「あなたはヒマつぶしに僕に電話をしてきているのでしょう?適当に扱われているみたいで嫌だ!」
となるのです。。。

そして、電話の最中に、飲み物をわたしが飲んでも、「今、何を食べたの?僕を適当に扱わないで!」となりますし。。。

PCのほうへメールが来た時の音などが彼は気になり、
「今の何の音ー!?携帯の音でしょ?あなたは携帯を2つ持っているんでしょう?!もういい!電話を切る!」
と機嫌が悪くなりますので、彼とセッションする際には音という音は切っております。。。
聴覚過敏の問題も昔からあります。。。

このような彼に巻き込まれないよう、一定の距離を保ち、
「あらあら・・・」とまるで母親が子供にというよりは、おばあちゃんが孫に対するような対応をしておりますが、
わたしはおばあちゃんではないので、どっと疲れる時もあります。。。
(このあたりが境界例に酷似するのです)

トマトさまがおっしゃるように、色々な角度から考えてみます。
ありがとうございます。

彼は男性なのですが、とても詩的な表現をしますし、情緒的で、女性的な部分が多いのです。
(診断した医師は、彼の女性的な部分にかなり驚いておりました。)

それがわたしにとって、とても魅力的ですので、いい部分だけを見ようと思っております。
ASの魅力はほんとうにすごいですよね。。
中には嫌がられる方は多数いますが、わたしの目にはキラキラして映るのです。

二人の関係性がよいものになっていけばいいなと切に願っております。

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