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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2014年5月28日 (水)

「身内VS他人」のズレ

 前の記事について,トマトさんから経験談を踏まえたコメントを頂きました。以下はどうしても「定型の目」からの理解にならざるを得ないので,果たしてそういう見方でアスペの方が納得がいくのかどうかは分かりませんが,またご意見など教えていただけることがあればありがたく思います。

 トマトさんはご自身の経験から,ASの友人の方が「この人(またはこれらの人たち)はこういう人だ」「この(これらの)ひと(たち)にたいしてはこういう対応をすればいい」という理解が一旦成り立つと,他の人(たち)に対する理解や対応にそれを応用したり,あるいは「この人(これらの人たち)」について別の文脈で別の理解や対応をしたり,ということは難しいのではないか,ということを書いて下さいました。

 だから「世間的にはこういう理解や対応が求められている」ということを学んだとしても,それを世の中の他人に対しては応用できても,「他人ではない身内(家族)」については使えない,ということになります。

 ところで,このところパートナーが割に強調するようになってきたかなと感じるのですが,パートナーは私が望んでいる対応の仕方についてはある程度理解はできるし,やろうと思えばある程度できると言います。ただ,その時は私を完全に「他人」として感じるようになる,ということなんですね。そう言われてしまうと,「望んだ対応をしてもらう」ことで「他人」になってしまうのは困るので,「そうして!」とも言えず,板挟み状態になってなかなかつらいものがあります(^ ^;)ゞ

 そのことを考えてみると,少なくとも私のパートナーの場合は,「この人はこういう人間だからこういう対処」しかできない,という感じとは少し違って,「違う対処も分かるし出来るんだけど,それは他人モードだから今の自分にはそれができない」という感じなのかなと思うわけです。

 このあたりはもしかすると例の「スペクトラム」の問題かもしれません。つまり,いわゆる「自閉度」の強い方の場合は「この人はこういう人間」という理解がかなり強固で,一旦それが固まってしまうとそれ以外の見方をすることがとても困難になる傾向があり,「自閉度」の弱い方はそこにある程度の柔軟性が加わるんだけれど,けれども「身内VS他人」という区別でそこはアスペ的に固く別れてしまって,定型が望むような調整は難しい,ということである可能性です。

 この見方がどの程度実際に意味があるのかはもちろん分かりませんが,仮にある程度そういうことが言えそうだとすると,この「身内VS他人」という分け方については,定型も当然そうしているわけで,ただその内容が定型アスペでずれるわけですよね。「身内にはこう対応するのが当然」「他人にはこう対処するのが当たり前」というその中身がお互いにずれてしまう。

 で,アスペの方がそのアスペ的な分け方を柔軟に調整することが難しいように,定型(私)も自分の「身内VS他人」の分け方をアスペ的なものに合わせることは本当に困難です。その点はやはり「お互い様」なのかなとも思います。でもどうしてそういう「身内VS他人」という分け方の違いがおたがいに生まれていくのか,その辺りはもうすこし理解できればなあと思います。

 
 

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コメント

パンダさんへ トマトです。

パンダさんのコメントの
【パートナーは私が望んでいる対応の仕方について やろうとすればその時は私を完全に「他人」として感じるようになる,ということなんですね。そう言われてしまうと,「望んだ対応をしてもらう」ことで「他人」になってしまうのは困るので,「そうして!」とも言えず・・・】

この点は、定型も奥様の感覚に通じるもしくは共感するところではないでしょうかね。

ASの相手から定型の自分に求められている理解や解釈や対応の仕方。
それは夫婦であろうと恋人であろうと親子であろうと、一端そのことは横に置いて「ASだから」という意識の切り替えが必要なときは多いと思うのです。

よくASの方から「対等に見て欲しい」というご意見がありますが、定型の対等感には「一般的に」「フツーは」「年齢相応」という多数派の基準を持ちます。
その基準を満たさないと感じたとき、相手を否定するか、もうひとつの納得基準を置くか、ではないでしょうか。

その「もうひとつ」が、奥様の言われる「他人として対応する」とか定型の「相手をASとして対応する」ASの「相手を定型として意識する」という感覚ではないかと思うんです。

家族、恋人、親しい関係ほど、この一瞬のギアチェンジが必要になる頻度は高いと思うんですね。

奥様の「他人として感じるようになる」というのは、そういう頭脳プレイをしてまで夫の気持ちに合わせようとしたらこう感じる・・・というものであって、自然な感覚のような気がするんです。
定型同士は、大切な相手の意に添う様に努めようとしたとき感情と同時に、理性や判断力を使います。
ASの人は複数同時に使いづらいので、感情は自覚しないのかも知れません。
が・・そうしようとしてくれることが尊いというかありがたいと思うんですね。

はじめまして あひる です
とても困っていてネットをさまよっていたところ、
身内VS 他人のズレ とゆぅ書き込みをお見かけしました。

ココで私の悩みを書き込まれてもお困りだと思うのですが、
誰かに聞いてもらいたくて書き込みました。

婚約者の彼が、おそらく受動型ASだと最近気がつきました。
結納は12月に終わっており、秋に結婚式を予約しています。
が、彼が突然…気持ちがわからなくなった。考え直したいと…
なぜ今頃⁉とパニックに陥りかれこれ1ヶ月です。
他人と身内への切り替えがうまくいかず、悩んでいるようです
が、考えるのを放棄してるような逃避行動(映画を観続ける・
お酒を大量に飲む)で考えているようにみえません。5年も
待って大好きな彼と結婚できると思っていたので不安で体調を
崩しています。

拒絶はされていません。新居に会いに行ってもいぃ?と聞くと
必ずOKなのです。←断れない性格だからでしょうか。

他人から身内へ移行するには何が必要なのでしょうか。

あひるさん

 はじめまして。どうぞよろしくお願いします。

 他人から身内に移行するには何が必要かということですけれど、
 正直分りません。
 わたしとパートナーの場合は、すごく短期間に「移行」してしまい、
 それ以来ずっと「身内」として見られ続けてきたように思います。

 変り目がかなりはっきりしているのもアスぺの方のひとつの特徴かとも思うのですが、
 あひるさんの彼の場合はそういうのともまたちょっと違うのかもしれませんよね。
 アスぺの方といっても定型同様千差万別なところがありますし、
 そういうこともあって、アスぺ的に迷われるというパターンに入り込まれているのか、
 あるいはその方との問題はアスぺかどうかとはまた違う問題の可能性もあるでしょうし
 わたしの理解力も足りないので今の時点ではほんとにわかりません。

 とりあえず今の時点ではそんなお返事になってしまってすみません。
 何か考える手掛かりがあればいいですが。

 

パンダさんへ

お返事ありがとうございます。
待つしかないですね…
彼の中では決まっていて、
言いづらい決定的な言葉を
言えないだけかもしれませんが…
ありがとうございましたm(_ _)m

トマトさん

 いただいたコメントの理解にちょっと時間がかかってしまいました ('◇')ゞ
 たぶん次のポイントをうまくつかみ損ねたのかなと思います。

>家族、恋人、親しい関係ほど、この一瞬のギアチェンジが必要になる頻度は高いと思うんですね。

 パートナーが「他人になる」というとき、特に確かめたわけではないのですが、
 なんとなく「一瞬のギアチェンジ」ではなくて「永遠の切り替え」の意味で言っている
 と感じていたのでした。

 でも改めて考えてみると、おっしゃるように「一瞬のギアチェンジ」でいけるばあいも
 あるわけでしょうし、ちょっと聞いてみたり考えてみたりしたいと思います。

あひるさんへ  トマトです。

コメントの情報量だけで、婚約者の方をASという前提において、ものを言うのは乱暴だと考えましたが
もしも・・・という仮定で、婚約者の方がASだとしたら・・・ですよ

妊娠、出産、または職場の立場やなんらかの環境の変化ごと、今回のようなことになりうる、という覚悟も必要と思います。
あひるさんのこれまでの彼との時間の歴史があり、結婚までこぎつけ今の心痛で精一杯なのに、これからの未知な心配などしていられないということも解りますが
関係性の変化に彼が戸惑い混乱するタイプであれば、夫や父親になったときの自覚、立場の理解は、あひるさんとははるかに違った内容になるかと思います。

私も、女性が定型でASが男性のカップルを知っていますが、男性が優しそうで純粋でとても柔らかな雰囲気ながら、双方の距離感が変らない・・・というか、絶対距離、絶対位置みたいな関係性に見えて、
それだけに男性側の浮気とか遊び心は微塵も感じないのだけれど
母親と息子、姉と弟みたいな空気感や距離感がいつもいつも変化しないまま・・・という感じを受けます。

「今のまま」が凍結されたような。ですから後退も進展もない2人がそのままの距離感で年をとっている状態です。

女性の方は彼に過去「結婚」や「離別」など、何度か変化を求めました。
別れもしたのですが、女性が別の男性との恋に破れ、彼のもとにもどってくると彼は「今までのまま」もっと言えば「昨日のつづきのように」受け入れるので、交際はあしかけ8年目で続いています。

それほどそのASの彼は心境や状態が動かないのです。

パンダさんのおっしゃる通り、ASも定型もひとりひとり違うので、参考になるかどうか解りませんが、あひるさんの人生・・・いろんな角度から考えていただきたいなと思いまして、老婆心のコメントです。


トマトさんへ あひるです。

書き込みありがとうございます。

「今のまま」が凍結されたような。
という表現、想像ができるような、できないような…
今まで、変わらず側にいてくれる安心感で癒されてきましたが、分かり合えていた訳ではなかったんだな…と再認識しています。

ひとつ、彼は一度別れた人との復縁はあり得ないと言っていた事を思い出しました。ただ、今回こんな事になっているのにも関わらず、この件には触れる事なく普通に過ごしています。
昨日、少し話をしようと思ったら…今日は話し合いをしにきたの?遊びにきたんじゃないの?と…こんな状況でその事を忘れられる事に驚きました。思考が停止しているから話し合えないよと当然のごとく…かれこれ気持ちがわからなくなったと言ってから1ヶ月彼の中で思考が停止しているもようです。

もう決めなければいけない事が多くなってきてこれ以上待てないのと、結婚を報告している方々のスケジュールを考えると数ヶ月かもしれない思考停止は待てないので、彼のご両親にご相談に行ってきます。ご相談の内容は今起きている状況と、私の気持ちをお伝えしようと思っています。

私は彼の事を尊敬していて、今でも愛おしいと思っています。
ありがたいと思われてはいないかもしれませんが、彼を支えていく人生を望んでいます。
色々現実を教えて頂きながら、もし彼が私を受け入れてくれたなら起こりうる事を皆様に教えて頂きながら覚悟をしている最中です。

本当にありがとうございます。

パンダさんへ

私、常々思うんですが、ASの方の言った言葉を定型的に理解したり、定型的に言葉通り受け取ったりすると、そこからズレが起こって来る場合ッて結構あると。
それはASの人のほうも言えることで「定型の言葉はその文字の意味を成さない」といえましょう。

思考や感覚の関わる質問をして、返って来た言葉を、自分の概念やイメージで捉えると、だいたいハズレているのが定型とASの関係ではないかなと感じるんです。

慣れや馴染みで理解できる範囲もあれば、今日の今からや明日という、新しい時間が生まれ続ける中で、新しい謎「なぜ?」も生まれ続くわけで・・・
追っかけ体質の定型(私含む)が、悩みながらも飽くこと無く見つめ続けて、関わり続けていく人生を選択するわけですけれど

あひるさんへ

そういう意味であひるさんも、彼に寄り添っていかれるのであれば、せめて彼のご両親など
あひるさんと彼の周囲の方の中に、あひるさんをサポートしてくださる方が居ます様に祈ります。

少しお久しぶりです。こんにちは。
以前コメントさせていただいた者です。
ここに書くことでもない気もしましたが…失礼します。

アスペルガーではないかと思われる男性リーダーがいる
ボランティア団体にまだいるのですが、
きっぱり辞める決断はまだできませんでした。

最近は大きなイベントが近く連絡を頻繁にとる季節になり
ました。

先日、質問があり、朝携帯にお電話しました。
すると歯磨きの最中だったようなのですが電話に出たんです。
「もひもひ…今歯磨き中」「はい」「はひ」ってこどものような応答。

電話に出る男性も男性ですが、そのまま面白い人^^って
質問を続けた私も私だったと後で思いました。

後からゆっくり冷静に考えたら普通歯磨き中に電話に出ないし
私も「後で{かけ直します。」って言うのが普通だったかもって。
普通ってどれが普通とか基準はないと思いますが。^^;

誰でも歯磨き中にお電話に出ますっけ?うーん。?
距離感をまた考えなければと思った出来事でした。

トマトさん

 前に

> パートナーが「他人になる」というとき、特に確かめたわけではないのですが、 なんとなく「一瞬のギアチェンジ」ではなくて「永遠の切り替え」の意味で言っていると感じていたのでした。でも改めて考えてみると、おっしゃるように「一瞬のギアチェンジ」でいけるばあいもあるわけでしょうし、ちょっと聞いてみたり考えてみたりしたいと思います。

 と書きましたが,昨日彼女に聞いてみました。
 そしたら「永遠の切り替え」の意味だそうです。
 人によってもいろいろかもしれませんが,
 やっぱり少なくとも彼女の場合は,そのあたりは「細かいスイッチの切り替え」
 ではなくて,すごく白黒はっきりしているのかもしれませんね。 

トマトさん、パンダさんへ

膠着状態が続いています。
ご両親に起きている事をお話し、心配して彼の所に何回も会いにこられていますが状況は何も変わっていません。心を閉ざして、考えるつもりもなさそうなそぶりです。
私がいくら覚悟しても、これではサポートのしようがありません。
永遠のスイッチが入ったなら、せめて伝えてくれたらいいのですが。私が離れていくのを無意識にネグレクトをして待っているのでしょうか……
心が死にそうです。でも、自分から離れる決断だけはしたくありません。
このような状況でも、毎週末彼は来る?と声をかけてくれます。しかし、私が来ても放置…
苦しいです。

あひるさんへ

きっと彼の中で「あひるさんとの結婚の準備」と「あひるさんと会う」ことは、全く別ゾーンなのでしょうね。
ASの人のストレスは、定型からみれば「こんなささいなこと」という事は多いと思います。
あひるさんにとって「披露宴の打ち合わせは当然の事」でも、彼にとっては「とんでもないストレスで思考停止になる事」なら・・・すでに「披露宴、挙式」というワード自体、受け付けられないのではないでしょうか。

ASの人は、ひとつのテーマに関して自分で指向し自己完結してしまいがちだと感じます。
ひとつのテーマに、複数の人の意見や質問が入って来ること自体が混乱になると思うのです。

いろんな人が様々な意見を言う・・の「いろんな」「さまざま」が受け入れられないし、もしお父様が「いったいどう考えているのだ?」と聞いたりされたら、その「どう」が何をどのように意図した質問なのかを明確な言葉に置き換えないと彼は意味不明だろうし、お母様が「本当はどうしたいの?」とおっしゃったとしたら、同様に答えようがないかも知れません。

それ以前に、ご両親が自分になぜそんなことを聞きただすのか、ご両親に答えなければならないのかも、思い当たってないかも知れません。

ASの方のサポートは、まず定型の「自然、ふつー、当然、いつもの」やり方を放棄することから始まると思うんですね。
あらんかぎりの想像力を駆使して「彼になったつもり」で考え続ける努力も必要だと思うのです。
そうしていると、ふと、今まで自分には無かった概念を発見することもあります。

が・・・彼の感覚がなんとなく想像できたからといって、今度はそれを到底理解できないであろう双方の家族や友人や披露宴にお招きするつもりの関係者や会場スタッフに、どう説明するのかしないのか、どのようにイベントをのり切るのか披露宴を中止するのか・・・というあひるさんの精神力での仕切り仕分けは必須です。

彼のために
彼の負担になっているであろう披露宴など削除してあげようという選択もあります。

ASの人のサポートって、そういうことだと思うんです。
ね・・・あひるさん。

あひるさん

 なんとなくなんですけど

「私が離れていくのを無意識にネグレクトをして待っているのでしょうか……」
 
 というあひるさんの理解の仕方は,定型的なものかもしれないなと感じました。
 トマトさんが書かれていることをヒントに想像してみると,
 あひるさんといることが負担なのではなく,結婚にまつわる様々な事態が
 とても対応しきれないことになってしまった,という可能性もありそうに思います。

 私もパートナーの態度や表情,言葉などを見て,
 「この人は無意識に私を拒絶している」という理解をするようになりましたし,
 その思いは年と共に強まって「意識的に拒絶しているに違いない」
 と思うようにもなったのですが,
 アスぺ定型のずれ,という問題を共有できるようになってから
 だんだんとそういう自分の見方は彼女の気持ちには沿わないんだな
 ということがわかってきました。

 最近は「拒絶じゃないんだ」ということが感覚的にも少しは
 分るような気もしてきましたが,それまでは「頭ではそうかもしれないと思っても
 体は<拒絶>として感じてしまう」状態がずっと続きました。
 そういうの,結構つらい状態ですよね。

 特にあひるさんの置かれた状況は,彼との関係だけではなくて,
 両家の御両親や親せき,友人など多くの方が絡んできていますから,
 その方たちが定型として持っている「常識」の中で
 それにはまったく当てはまらない彼のことを大事にしながら
 問題に対処しようとすれば,そのやり方は定型的には「非常識」に
 なってしまう可能性が大きそうです。
  
 うーんと,たぶんトマトさんと同じようなことを書いているのかなと思いますが,
 彼に寄り添うことは自分の定型としての「常識」を
 一旦は切り離して考えざるを得なくなりますし,
 それだけでも本当に大変なところ,
 さらにはそうすれば今度は周囲のみなさんの「常識」とも
 いろいろ衝突を繰り返さざるを得なくなりますよね。
 その大変さの中では,あひるさんが「心が死にそうです」
 と書かれるような状態になっても,全然不思議ではないように思います。

 ひとつの可能性を考えるとすれば,
 彼の親御さんと彼について理解をできるだけ深く共有することかも
 ということをちょっと思いました。
 親御さんのどちらかはアスぺ傾向をお持ちかもしれませんし,
 そうでなくても,子どものころから彼のことを御存じで,
 いろいろな困難にであってこられたでしょうから,
 そうでない定型の人たちよりは理解を共有して
 「一緒に解決方法を模索する」可能性があるかもしれません。

 もちろん「理解を共有する」といったところで,
 その御両親が「アスぺ定型」問題に理解のある方かどうかも
 分りませんし,共有のプロセスがどうやって作れるかも
 手探りの感じになるかもしれないですよね。
 下手をすると「自分の息子をそんな目で見ているのか」とか
 思われて逆に関係が悪化する可能性も考えられなくはないですし。

 なんかおひとりで抱えられるのはあまりに大変そうです。
 一緒に問題を見つめてもらえる方たちが周りにできればいいですが。

トマトさんへ

ご相談にのって頂きありがとうございます。

>きっと彼の中で「あひるさんとの結婚の準備」と「あひるさんと会う」ことは、全く別ゾーンなのでしょうね。
→やっと理解と言うか、現実としてその別ゾーンがあると認識できた気がします…

彼は、「披露宴、挙式」が受け付けられない=結婚はしたくない…(籍を入れられない)となったのでしょうか…

>ご両親が自分になぜそんなことを聞きただすのか、
→これについて、彼は急に両親が来るようになったんだよね…と言いました(・・;) この現実と、結婚が結びついていないのか⁈と驚きました……

披露宴を中止する事で彼が入籍する気になるのか…と言う疑問もあります。

ASだと思ってない本人をサポートするのって、難しいですね(u_u)

あひるさんへ

【彼は、「披露宴、挙式」が受け付けられない=結婚はしたくない…(籍を入れられない)となったのでしょうか…】

あひるさんにとって、セレモニーと結婚生活は一体のものでしょうか?
セレモニーと結婚とを切り離してあげると、まずは彼は落ち着くのではないでしょうか。

彼は「挙式・披露宴」という行事と、「入籍」という手続きと、あひるさんとの「生活」が
全く関連していると理解してないと感じます。セレモニーは彼にとって「意味不明の異物」であろうと感じます。

ASの人の「思考の脈絡」は、あまりに直接的であり、定型のお楽しみのアプローチは迷路であり、混乱や恐怖と感じる事は多いと思います。

もし彼が、あひるさんと一緒に暮らすことが可能なら、結婚生活はスタートできるわけですから
、挙式や披露宴ははぶいてあげることは出来るでしょうか?

また彼の思う「結婚生活」と、あひるさんの思う「結婚生活」の結婚についての理解のギャップの大きさも想定に入れないと
彼が「毎日一緒では疲れる、今までのように会おう」とか言い出したらどうするかとか
様々に覚悟が必要だと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1対1で向かい合って手を取り合っている時間は良いのです。

でも2人が肩を並べて、世間に入って行こうとすれば、歩調も視線もバラバラになり、言葉が通じなくなり・・・つないでいる手を振り払われたような錯覚におちいり、疲労感の末のタイミングで、自ら手をふりはらってしまいたくなるようなの衝動に襲われる。

あひるさんが彼を愛していることと、ASである(であろう)彼を理解して受け入れることは
あひるさんの情と理性とのリセット感覚を磨くことであり、
まずは、彼にとって、出来る事と出来ない事があることを許容して、パニックや困っている課題は押し付けない、つまり今は「挙式・結婚式というセレモニーから彼を守ってあげる」「いろいろ言って来る親から彼を守ってあげる」くらいの発想の飛躍が必要だと思うんです。

「なにそれ?」という角度からの理解力と、それを定型社会(周囲の人)に理解を求める通訳力。
この、いわば未知への修行みたいな力のつけ方が、ASの人のサポートだと痛感します。


パンダさんへ

お返事ありがとうございます。
仰る通り、私の理解の仕方は定型的なものですね…パンダさんもご経験されたと言う情報を頂きASの現実として起こり得る発想なんだと理解しました。
 
>アスぺ定型のずれ,という問題を共有できるようになってから
→とありますが、どのようなタイミングで彼女にお話されたのでしょうか?そして、ご本人がASを受け入れられるのは容易な事ではないと思うのですがどのように受け入れられたのでしょうか?
 

>彼に寄り添うことは自分の定型としての「常識」を一旦は切り離して考えざるを得なくなります
→この事は、現実としてそうしなければならないと受け入れができました。

>親御さんのどちらかはアスぺ傾向をお持ちかもしれませんし,
→今のところ、そう感じる節はないのですが今日ご両親とお話する事になると思うので様子をみてみます。

>そうでなくても,子どものころから彼のことを御存じでいろいろな困難にであってこられたでしょうから,そうでない定型の人たちよりは理解を共有して「一緒に解決方法を模索する」可能性があるかもしれません。
→披露宴について、彼は人前に出るのが得意ではないからと言うのはお母様も仰っていました。

しかし…断れなくて、歓迎会や忘年会でダンスや女装等を仲間とする事はできる彼なんです…※私は絶対にできないタイプなので、コレができるなら披露宴くらい…と思ってしまう部分もあるのです…

私が想像する、彼が披露宴を嫌がる理由としては私の家族が挨拶を急かしたり(数ヶ月待ちましたが)私の父と話すことをかなりプレッシャーに思っていたのでとにかく会いたくないのかもしれません。苦手とする人に見られているだけでツライのかな…と勝手に想像しています。


>御両親が「アスぺ定型」問題に理解のある方かどうかも分りませんし
→ご理解があるかどうか…ココは不明ですが、彼のお父様は医師、そしてお母様は教育熱心(中学受験のため、毎日習い事をさせ勉強のスケジュールを完璧に立てて難関エスカレーター中学に合格)そして彼も医師…ASの認識はなさそうです…(彼に数年前AS?と聞いた事があるのですが、高機能じゃないし違うよ!と直訳して違うと言われました…心の中で意味違うし、直訳だったとしても国公立医学部卒業したならかなりの高機能だと思いますが…と思いながら心にしまいました)

>下手をすると「自分の息子をそんな目で見ているのか」とか思われて逆に関係が悪化する可能性も考えられなくはないですし。
→かなりデリケートな問題なので、導いてご自分からASかもしれないと思われて発言されるまで直接的にお話するのは今のところやめておきます。


2人相談できる人はいますが…
1人は妹…海外で臨床心理士(TESTをする側)、やめておいた方がいいと反対されています。
もう1人は少し歳上の女性…旦那様がASで、理解されない孤独に苦しんでいらっしゃり、孤独を感じて本当にツライからオススメできない。と言われています…

トマトさんへ

【あひるさんにとって、セレモニーと結婚生活は一体のものでしょうか?セレモニーと結婚とを切り離してあげると、まずは彼は落ち着くのではないでしょうか。】
→彼が気持ちがわからなくなったと言い、結婚式をしたくないの?と聞いても結婚を迷っていると言うので、私の事好きじゃなくなったの?と聞いたところ、わからないと言われました…嫌いではないそうです… こんな状況でも普通に週末は一緒に過ごしているので、何を考えているのかわからなくなり、妄想が膨らむばかりです…彼にこの件について聞いても、話すつもりはなく思考停止しているからムリ。と言われてしまってお手上げになり彼のご両親に挙式の詳細を聞かれたタイミングで打ち明けご相談している次第です。


【もし彼が、あひるさんと一緒に暮らすことが可能なら、結婚生活はスタートできるわけですから、挙式や披露宴ははぶいてあげることは出来るでしょうか?】
→できます!

【1対1で向かい合って手を取り合っている時間は良いのです。】
→向かい合っている感覚が今はありません。ただ、隣にいるだけ…

【あひるさんが彼を愛していることと、ASである(であろう)彼を理解して受け入れることは
あひるさんの情と理性とのリセット感覚を磨くことであり】
→この掲示板の場で感覚を知り、少しずつ理解しているところです。


【まずは、彼にとって、出来る事と出来ない事があることを許容して、パニックや困っている課題は押し付けない、つまり今は「挙式・結婚式というセレモニーから彼を守ってあげる」「いろいろ言って来る親から彼を守ってあげる」くらいの発想の飛躍が必要だと思うんです。】
→まずはセレモニーを切り離して入籍するかどうかについて話し合いたいと思います。そしてセレモニーをしないと決まれば、私の親族・友人を説得します。※彼のご両親は、セレモニーに拘っていらっしゃいません。


【「なにそれ?」という角度からの理解力と、それを定型社会(周囲の人)に理解を求める通訳力。いわば未知への修行みたいな力のつけ方が、ASの人のサポートだと痛感します。】
→彼が私を選んでくれなければできませんが、選んでもらえたなら一生サポートしたいと思います。

アドバイス本当にありがとうございます。

あひるさん

>>アスぺ定型のずれ,という問題を共有できるようになってから→とありますが、どのようなタイミングで彼女にお話されたのでしょうか?そして、ご本人がASを受け入れられるのは容易な事ではないと思うのですがどのように受け入れられたのでしょうか?

 私の所の場合は,むしろ彼女の方が自分で本とかを読んで「自分はそうだと思う」と言ってきました。逆に私の方は「自閉」というと,カナータイプのイメージが強くて,そういう傾向はあるかもしれないけど,性格の範囲で,「違うんじゃない?」と最初は思っていました。
 
>>そうでなくても,子どものころから彼のことを御存じでいろいろな困難にであってこられたでしょうから,そうでない定型の人たちよりは理解を共有して「一緒に解決方法を模索する」可能性があるかもしれません。→披露宴について、彼は人前に出るのが得意ではないからと言うのはお母様も仰っていました。しかし…断れなくて、歓迎会や忘年会でダンスや女装等を仲間とする事はできる彼なんです…※私は絶対にできないタイプなので、コレができるなら披露宴くらい…と思ってしまう部分もあるのです…

 このあたり,私もいくつかの面で繰り返し体験したことですね。「共感的」に聞こえるやりとりもパートナーは仕事ではこなしたりもするので,それを私との間に行わないことは「拒絶のサイン」として理解していました。そうならないアスぺ的理由がこのブログを含むやり取りの中で分かってきたときはびっくりしましたけど。
 定型が感じるA=B≠Cの関係が,アスぺの方だとA=C≠Bだったりとか,そういう基本的な理解や感じ方の枠組みのずれはほんとに繰り返し気づかされますね。

>私が想像する、彼が披露宴を嫌がる理由としては私の家族が挨拶を急かしたり(数ヶ月待ちましたが)私の父と話すことをかなりプレッシャーに思っていたのでとにかく会いたくないのかもしれません。苦手とする人に見られているだけでツライのかな…と勝手に想像しています。

 そういう可能性もありそうですね。また定型には気づきにくい,ほんとに(定型の目から見れば)「些細」に見えることが原因ということもありうると思います。その「原因」に定型が気づくのにはすごく時間がかかったりします。

>>御両親が「アスぺ定型」問題に理解のある方かどうかも分りませんし→ご理解があるかどうか…ココは不明ですが、彼のお父様は医師、そしてお母様は教育熱心(中学受験のため、毎日習い事をさせ勉強のスケジュールを完璧に立てて難関エスカレーター中学に合格)そして彼も医師…ASの認識はなさそうです…(彼に数年前AS?と聞いた事があるのですが、高機能じゃないし違うよ!と直訳して違うと言われました…心の中で意味違うし、直訳だったとしても国公立医学部卒業したならかなりの高機能だと思いますが…と思いながら心にしまいました)

 お医者さんだからアスぺの問題を理解されていることが期待できるかというと,全然そんなことないようですよね。意識してアスぺの方を相手にされているお医者さんの間でも考え方がいろいろだったりするようですし。(第一「アスペルガー」という診断名だって揺れたりして,DSMでは消えたりするわけですから)
 いずれにせよ,一度はお互いの間で話題にはなられているんですね。その際,「自分を障がい者扱いするのか」といって怒り出したりはされなかったとすれば,そこはひとつの足掛かりになるのかもしれないと思います。「支えたい」という姿勢を明確にしながらも,感情をあまり関わらせない「客観的」な態度で,一緒に「診断」する,という形での相談なら共有可能かもしれないという気がするからです。(もちろんお書きになったことだけでは「可能性」としか言えませんけれど)
 もしそこがうまく作れれば,その後の関係はだいぶ変わっていくように思います。「医者である」ということをうまく手掛かりにできるといいように思えるのですが。

>>下手をすると「自分の息子をそんな目で見ているのか」とか思われて逆に関係が悪化する可能性も考えられなくはないですし。→かなりデリケートな問題なので、導いてご自分からASかもしれないと思われて発言されるまで直接的にお話するのは今のところやめておきます。

 このあたりは,ほんとにその他人やその場の微妙な状況が大事になるでしょうね。

>2人相談できる人はいますが…1人は妹…海外で臨床心理士(TESTをする側)、やめておいた方がいいと反対されています。もう1人は少し歳上の女性…旦那様がASで、理解されない孤独に苦しんでいらっしゃり、孤独を感じて本当にツライからオススメできない。と言われています…

 まあ,そうおっしゃることは不思議ではないですよね。定型同士のカップルでは想像もできないような苦労が連続することはほぼ間違いないと思いますし。それでもなお一緒に生きることに意味を感じられるかどうか,お互いに相手にそういう魅力を感じられるかどうか,ということになるのかなあと思います。
 ただ,今そのお二人はご自分の体験や知識から,「迷っている状態なら勧めない」ということなのかもしれないし,もし今後の展開であひるさんとお相手の方が本当に一緒に生きていこうという結論を共有されることになれば,改めていずれは「一緒に問題を考える」仲間にはなってくれるかもしれないという気がします。お二人ともその問題に当事者として,あるいは臨床家として関わり,それにどう対処したらいいのかに悩んでいらっしゃるはずですし。

私も長いこと生きているので、定型発達者が望むような態度を取ることはある程度はできるのですが、それをやる時に「罪悪感」のようなものを感じてしまいます。
「そんなふうに感じなくていいんだよ」って言ってくれる人がいますけど、やっぱり自分の気持ちに嘘をついているというか、正直でないというか、相手に悪いような気がするんですよね。
自分にとって大切だと思う相手であればあるほど、正直な気持ちで接したい。
でも、それは相手を無駄に傷つけてしまったり、ギクシャクした関係になってしまったりすることにつながる。
私は未だに「自分にとっても相手にとってもベストな対応の仕方」といった正解が見いだせずにいます。

パンダさんへ

コメントありがとうございます。

彼が今の状況に悩みすぎていてASについての話は出せる状況にありません…

彼女としての私への対応と、婚約者として考えてるであろう時の彼は別人です。

苦しい思いをさせてしまってる事への罪悪感とこの状況の苦しさで息苦しいです。
大切な彼を幸せにしたいと思っているのに、私と婚約したことで不幸にしてしまったとゆう悲しい現実に涙が止まりません。
皆様から頂いたコメントで模索し、彼の思考を予想する大きなヒントになっています。本当にありがとうございます。

ひとさんへ

はじめまして。あひるです。

【定型発達者が望むような態度を取ることはある程度はできるのですが、それをやる時に「罪悪感」のようなものを感じてしまいます。】
→彼は彼女の私に対しては、私を喜ばせようとしてくれます。※今は揺れている状態で不安定ですが会う事に対しては受け入れてくれています。しかし、婚約者としての私には心を閉ざしています。自分の気持ちがわからない状況で、罪悪感を感じているのでしょうか?


【自分にとって大切だと思う相手であればあるほど、正直な気持ちで接したい。】
→彼の正直な気持ちが本人にもわからなくて悩んでいるようですが、わからなくなった自分の気持ちがわかる時はくるのでしょうか。

もし宜しければ、ご意見お願いします。

見るのが遅くなってしまってすみません。
あまり参考になるお返事もできないかとは思いますが、私が想像できる範囲で考えてみました。

発達障害者は自分自身の感情に気付きにくいです。
それは他人の感情に気付きにくいこととイコールだそうです。
ですから、自分の感情がわけわからん!っていう状態だと、罪悪感もクソもないような感じになるんじゃないかと思います。
あくまで想像ですが。

自分の正直な気持ちがわかる日ってのは、来ないかも知れません。
私は長いこと生きていますが、未だに不明な部分が多いです。

アドバイスっていうほどのことも言えませんけど(結婚には失敗したことしかありませんし)、発達障害者と定型発達者ではものごとの優先順位が異なります。
定型発達者から見たら「これの方が、すごく重要じゃん!」っていうことが、発達障害者から見たら「別に?」だったりします。
そのあたりのすりあわせというか、話し合い(むしろ言葉より文字の方がやり取りがスムーズかと思いますが)が必要な場合もあると思います。
もう一つ、どんな場面でも結構問題になるのが、女の人が無意識にやってしまう「遠回しな表現」です。
定型発達者の女性同士だと何の問題もないというか、そういう表現をしないと「ズケズケ言う人」っていうレッテルを貼られかねませんが、発達障害者にはとても女の人の表現が理解しにくいです。
できるだけ、彼氏に対しては「ストレートな表現」をお願いします。
「自分がどう感じているか」「どうして欲しいか」を遠回しに察して欲しいっていう感じに言うのはNGです。

何かお役に立てることがありましたら、私のブログの方にコメントをいただければ、数日以内にはお返事できると思います。
記事の内容に無関係にコメントをしていただいてかまいませんので。

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