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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2014年1月22日 (水)

一緒に生きる

 私のパートナーは仕事を終えた後はできれば世界一周をしてみたいと思っています。

 パートナーが周りに自分を理解されずに本当に苦労して生きてきた話を娘とした後、娘に、「お母さんに幸せになってもらうにはどうしたらいいんだろう?」とふと尋ねてみたら、彼女の答えのひとつは「その旅に行かせてあげることじゃない?」でした。それで私が「やっぱりひとりで行くのがいいのかな」と聞いてみると、娘は即座に「それはお母さんとしては大前提だよ」と言いました。

 パートナーに育てられた娘は、定型であっても感覚的にパートナーのことを私なんかよりも理解しています。

 「じゃあ、お母さんにとってお父さんがいることにどんな意味があるのかな」と聞いてみたら、「意味があるから一緒に暮らしてるんでしょう」と言われました。「いろいろ大変なことがあっても、一緒に生きることがお母さんの愛情なんだ」という意味のことも。

 ああ、そうなんだな、と何か心に染みてくる感じがしました。「一人にしてあげる」ことも含めて、一緒に生きることなんですね。

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