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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2013年11月30日 (土)

コミュニケーションのスタイル

 最近ちょっとパートナーにも理解して欲しいことがあって、少しずつ説明したい、と言っているのですが、彼女もOKしてくれています。ただ、そのときに、まず書いたものを見せて欲しいというんですね。それを読んだ上で、質問とかしながら話を聞きたいと。

 ちょっと興味深いことだなと思ったのは、たとえば仕事の相談をするとき、定型(私?)の場合は、決まり切ったような簡単なことならメールとかでもOKなんだけど、お互いの意見をすりあわせて調整する必要もあるような場合は、やっぱり顔を合わせてその場で相手の反応を見ながら説明の仕方を変えたり、また相手の意見を聞いたりすることが大事だという感覚があります。

 「書いたものは最終的な結論」というような印象もあって、少しこみいったことについて顔を合わせての相談なしにメールで意見を伝えたりすると、意図せずにすごく一方的な断定調の話になってしまうことがあります。そうやってこちらの意図が誤解されたり、反発を感じられたりすることもあると思えるからです。そうすると、下手をすればやりとりが感情的になってしまって、あんまりいい結果にならないこともある。

 パートナーの場合はそこの感覚がやっぱり違って、人の話を「聞いて理解する」というのはものすごくエネルギーのいることで、疲れてしまうと言うんですね。だから子ども時代によく学校で先生から「おまえは話を聞いていない」とか怒られたそうですが、それは「聞いてもわからない」からで、それより教科書を読めばわかるから、自然に先生の話をあまり聞かないスタイルになっていったようです。

 そうすると、問題は「自分にとってやりやすいコミュニケーションのスタイル」がお互いにずれている、ということなのかなと思います。逆に言えば、定型アスペでは「コミュニケーションが取りにくい」という話で理解するよりも、「お互いの得意なコミュニケーションのスタイルの違いがやりとりを難しくしている」と考えた方が、いろんな工夫ができやすくなるのではないでしょうか。

 彼女が提案した、「まず書いたものを読んで、それから話を聞く」というコミュニケーションのやりかたは、そんな工夫のひとつになるんじゃないかと思います。定型(私?)のスタイルと、彼女のスタイルの両方を組み合わせた形になっていますものね。

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コメント

diamondパンダ さま

こんにちは、アスペルガールです。

どちらの意見も「わかるわかる」と同意できました。

>「人の話を『聞いて理解する』というのはものすごくエネルギーのいること」

という彼女の意見を私なりに分解すると、
会話は、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「第六感的な・・・なもの」を、
フル稼働させる必要性が増すので情報が多すぎる。

また、詳細に情報を受け取ったところで、
それを相手とシェアすることも難しく、逆に、かみ合わなくなったことがある。

顔を見て、目を見ても、意図が汲み取りにくいにも関わらず、
それを強要されてきたし、しないと叱られてきた過去もあり、
しなくてはいけないことに、プレッシャーすら感じてしまう。

その点、活字であれば、そこにある意図を、集中して探せるし、
文字の組み合わせや改行のしかた等をよく観察することにより、
書いた人の「気持ち」をより深く知ることも出来る。
(文章ほど人柄が出るものはないと思っています)

しかも、自分の投げかけた質問に対する、相手が抱くだろう疑問についても、
事前にロールプレイングすることも可能になる。

将棋とか囲碁をしているわけではありませんが、
「一手」を予め予測して会話できるのは、
全体像が見えやすく安心感があります。

ジェットコースターに乗りながら大事な話をしないように、
より正確に汲み取りたいからこそ、
活字であった方が、より意図を汲み取れるために、ベストであるのかなぁと。

パンダさんのパートナーさんって、
WAISテストの「理解」が異常に高いタイプの様な気がしました。
異常に高いとは150%とか上限を振り切るとかです。
※玄さんも高いだろうかぁとか(私も玄さんファンですcatface

また、パンダさんの「書いたものは最終的な結論」の一文に、
「あぁそうゆう傾向があるんだ」と新しい発見ができました。

私のコニュニケーション精度は、
手紙>メール>会う>電話、の順番です。

「まず書いたものを読んで、それから話を聞く」という方法には大賛成です~

gameパンダ さま

何度も失礼します(´▽`*)
誤字)コニュニケーション⇒コミュニケーション

玄さんか過去にこんなこと書いておられました。

---以下引用---------------------------

>発言内容を抽出するのが精一杯で、雰囲気とかニュアンスとかは無視せざるを得ない。そういう風に、「表情・口調・雰囲気」をあえて排除しないと情報が手に入らないという感じです。疲れない会話はないですね。無言がラクです。「話を聞いて欲しい」と頼まれたならば、真剣に聞くまでです。話は跳ぶかも・・!
http://communicative.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-0cc5.html

---------------------------------------

この時のテーマは「雑談」でしたが、
この引用に通じる部分がありそうだと感じました。

アスペルガールさん

>会話は、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「第六感的な・・・なもの」を、フル稼働させる必要性が増すので情報が多すぎる。

 定型の方が「情報処理能力が数倍ある」ということはなくて、まあおんなじくらいじゃないかと思うので(特に根拠はありませんが、多分 (^ ^;)ゞ)、そうだとすれば、定型はそういういろんな情報を単純につなげて、まとめてシンプルにして理解する定型的な方法を持っているのかもしれません。逆にアスペの方はそれをひとつひとつ別々に理解して総合しようとするから、ものすごく情報処理に時間と労力がかかるとか……

 うーんと、なんとなくコンピューターみたいな話になってきますね (^ ^;)ゞ

>ジェットコースターに乗りながら大事な話をしないように、より正確に汲み取りたいからこそ、活字であった方が、より意図を汲み取れるために、ベストであるのかなぁと。

 このたとえ、なんか新鮮でした。沢山の情報が嵐のように自分に向かって押し寄せてきて、その中から理解に必要な情報をすばやく見つけ出してつないでいくのは大変、という感じでしょうか。

 そうだとすれば、定型の方はどれが重要な情報で、どれは無視していい情報か、ということを、ほとんど無意識で区別してしまって、定型的なコミュニケーションに必要な情報だけに注意して理解するので、アスペの方より楽をしているのかもしれません。

 そう言えばパートナーは小説を読んで登場人物の気持ちとかを理解することについてはそんなに「分からない」という感じは持っていないみたいなので、どうしてかな、と思って聞いてみたことがあります。そしたら小説の場合はどうしてその人がそう感じたかと言うことについて、ちゃんと原因が書いてあるから分かりやすい、というようなことを言っていました。

 これはもしかすると、小説のように「筋」が書かれているようなものは、沢山の情報の中で「必要な情報」にすでにかなり絞り込まれて書いてある、ということなのかもしれないですね。しかもそれを自分のペースで読めるのですから、彼女にとって扱いやすいのかも。

◇パンダ さま

ご返信ありがとうございます。

---以下引用---------------------------

>定型の方はどれが重要な情報で、どれは無視していい情報か、
>ということを、ほとんど無意識で区別してしまって、
>定型的なコミュニケーションに必要な情報だけに注意して理解するので

---------------------------------------

統合的一貫性虚弱・・・のお話ですね。

大きく言えば、アスぺとは、コレが弱い事なのではないかと思うのですが、
パンダさんは如何思われますか?

私は、確実にこれが弱いです。
だから、人の話は一語一句聞き逃さないように、
真面目に聞こうと思えば思うほど、
下を向き、目をそらし、考えながら聞かなくてはなりません。

目を見ると、目が気になって、
瞳の色がどうだとか、目が小さいなぁとか、皺とか・・・
に注目してしまうようになってしまいます。


---以下引用---------------------------

>小説のように「筋」が書かれているようなものは、
>沢山の情報の中で「必要な情報」にすでにかなり絞り込まれて書いてある、
>ということなのかもしれない

---------------------------------------

これを「いらぬお世話」http://communicative.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-7913.html#comment-102799118 と一緒に説明してきます。

小説は書き手が読み手を想定して書いたものですよね。
だから、文章が論理的です。

文書が論理的であればパズルを解くように読むことができますから、
とても「筋」のある安心して読める読み物なんだと思いました。

他者意識は、小説の読みこなしで有名な出口さんを紹介させて頂きます~

出口汪さん(カリスマ現代文講師)が語る他者意識
インタビュー)http://www.mammo.tv/interview/archives/no209.html
音声)http://www.ronri-engine.jp/seminar/tashaishiki/deguchi_tashaishiki.mp3

コミュニケーションにも暗黙でないルールを用いればいいのです。

アスペルガールさん

>統合的一貫性虚弱・・・のお話ですね。大きく言えば、アスぺとは、コレが弱い事なのではないかと思うのですが、パンダさんは如何思われますか?

 とりあえず私は「定型的なコミュニケーション」をスムーズにするための
 情報のつなげ方、まとめ方、みたいなことで書きましたけれど、
 ググってみると、統合的一貫性虚弱というのは、もっと基本的なところで
 「物の見え方」とか「音の聞こえ方」なども全体的なつながりに注目するか
 細部に注目するかでアスペ(自閉)定型間に違いがある、という話のようですね。

 私はそういう「物の見え方」とか「音の聞こえ方」のようなところについては
 アスペの方がどんな感じなのか、よくわかりませんけれど、
 コミュニケーションと言うことについていえば、
 たとえば私の記事に頂くコメントの中で、
 ときどき私が考えた全体の筋の流れからは離れたところで
 部分的な内容にすごく注目してそのことにコメントをされることが
 ときどきあるようには感じていました。

 ただそれは「部分に注目して全体のつながりに注意が向かない」
 という話なのか、「定型的なつながりとは違うつながり方に注目されている」
 ということなのか、そこは私にはよく分かりません。
 
 たとえば、星をつなげて「北斗七星」のような星座を見るAさんと、
 その中の一つの星を北斗七星以外の星と結びつけて別の星座を見るBさんが
 いたとします。

 それでAさんが北斗七星の話をBさんにすると、
 Bさんはその中の一つの星にだけ注目して別の星につなげてAさんの話を理解し、
 それでAさんに対して答えるでしょうから、
 Aさんはその答えがよく理解できず、しかもBさんが「部分にしか注目しない」
 というふうに思えるんじゃないでしょうか。
 実際にはBさんは「違う全体を見ている」のにもかかわらず。

 もし定型アスペ間でもそういう「注目するつながり方」の違いがあるとすれば、
 それを定型的な基準で見れば「アスペの人は部分に注目する」
 という見方になるのかもしれませんが、
 実際は「違うつながりを見ている」という可能性もあるなあと思ったわけです。

 もちろんそういう話ではなくて、やっぱり一般的に言って
 「部分」対「全体」の話なのかもしれません。そこはよくわかりません。

 アスペルガールさんとやりとりさせていただいている感じでは、
 私の話のつながり方も理解して下さっている印象の方が強くて、
 少なくとも今のところは「部分優先」みたいな感じはあまり受けていないかな。
 もちろん、これは「書いたもの」のやりとりですから、
 アスペルガールさんが書かれているように、
 直接面と向かってのコミュニケーションの時には
 また違ってくるのかもしれませんね。

>他者意識は、小説の読みこなしで有名な出口さんを紹介させて頂きます~

 ありがとうございます m(_ _)m

 出口さん、面白い方ですね。子どもの頃のエピソードも強烈ですし (^o^)
 他者意識って、「自分とは違う見方をする他者を意識する態度」
 みたいな感じでしょうか。
 すごく大事なことですよね。ほんとにそう思います。

◇パンダ さま

ご返信ありがとうございます。

貴重なお時間で音声なども聞いて下さりありがとうごじざいます。
感謝!

出口さん面白い方ですよね。
私、本当にとても勉強させて頂いています。

と、私もまだ勉強中なので、
もっと理解できたら、シェアさせて頂きます~

---以下引用---------------------------

>たとえば私の記事に頂くコメントの中で、
>ときどき私が考えた全体の筋の流れからは離れたところで
>部分的な内容にすごく注目してそのことにコメントをされることが
>ときどきあるようには感じていました。

>ただそれは「部分に注目して全体のつながりに注意が向かない」
>という話なのか、「定型的なつながりとは違うつながり方に注目されている」
>ということなのか、そこは私にはよく分かりません。

---------------------------------------

これ、私は「有ります」ね。
パンダさんが、私にそう感じなかったのであれば、原因はこの4つです。

 1)まだ出てない・・・だけか、
 2)随分克服できたか、
 3)パンダさんの文章が分かりやすいか、(褒め上手でしょ♪)
 4)パンダさんが気を使って「出てない」と言って下さったか、

星の例えについて、私も同感ですが、
これは、他の方の意見等も聞かないと、と思うほど大切なような気がしています。

私は「面白い捉え方をするね」と言われることが多いです、
特に勉強を究めた方などにです。

それは、きっと、定型のような常識が作り出せなかったがために、
星の話でいう北斗七星が分からなかったがために、
独自の星座を見つける必要性があったと言えるんだと思います。

あ、このページのテーマからズレてしまいましたね。( *´艸`)

それと、改行ですが、
うーん、どっちが良いのでしょうねぇ。

私は、プチプチ切ってしまう方が、呼吸が感じられて良いのですが、
文章が好きな方はダーーーと書かれている方が読みやすいみたいですね。

アスペルガールさん

>もっと理解できたら、シェアさせて頂きます~

 よろしくお願いします m(_ _)m

> 3)パンダさんの文章が分かりやすいか、(褒め上手でしょ♪)

 これが私にとっては都合(気分)がいいので、これを正解にしておきましょう (^o^)

>私は、プチプチ切ってしまう方が、呼吸が感じられて良いのですが、
文章が好きな方はダーーーと書かれている方が読みやすいみたいですね。

 本ではぶちぶち切られない方がいいかもしれませんが、
 こういうネットの表示では切ってある方が私は読みやすいです。

◇パンダ さま

こんばんは、アスペルガールです。
ご返信ありがとうございました。

改行についてですが、
パンダさんのブログの書き方は、現在と初期では違っていたし、
色々試行錯誤して「読みやすく」して下さっているような気がしていたので、
どちらが良いのかなぁと~常々思っていました。

お伺いして良かったです!

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