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アスペルガーと定型を共に生きる

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2013年9月21日 (土)

はやぶさ

 Gyao!という無料動画配信サイトで、「はやぶさ/HAYABUSA」という映画を見ました。例の小惑星「イトカワ」からサンプルを持ち帰った衛星はやぶさを巡る人々を描いた映画です。

 主役には、宇宙が好きで大学院までその勉強をし、出てからもアルバイトを続けながら論文を書き続け、やがてハヤブサのプロジェクトチームに参加するようになった女性科学者の卵の水沢という人物が当てられていて、竹内結子さんが好演しています。この手の映画はちょっと間違うとなんだか気の抜けた平板なドキュメンタリーのようになる危険を感じるんですが、これは私には感動的でした。

 ひたすら宇宙に惹かれ、一途に仕事に打ち込む人物の像を、竹内さんが私にはとても説得力を感じさせる演技で表現してくれていましたが、その「生き様」を見ていて、アスペの方の生き様を私は感じてしまいました。

 パートナーは、自分のことを「ひねくれている」と言いますけれど、私はこのところ改めてその生き方の「一途さ」をますます感じさせられるようになっています。定型的な目で見ればとても不器用な生き方にも見えますが、でも、ほんとにいろんな意味で「素直」に考え、「素直」に見て、そして「素直」に生きようとしているように思える。その「素直」さは多分この定型優位のややこしい世の中では到底すっと受け入れられるようなものではなくて、むしろ困った生き方として攻撃や排除の対象になるものです。そのことに訳も分からず傷つき傷ついて、そして「ひねくれ」もするのかもしれないけれど、でもその彼女の「一途さ」は、決して死んでいないように思えるんです。

 私としては変に美化しようとしているつもりはないんですが、自分が彼女に出会ったとき、あれほど急速に惹かれた訳は、そういう彼女の「一途」さにあったと思うと、なにかとても納得がいくものがあります。

 これは私の主観的な気持ちでは、決してふざけたり、揶揄したり、皮肉を込めたりといった意図も、逆に変に持ち上げたり媚びたりするつもりも全然なく、それこそ素朴な感じ方なのですが、この間の遣り取りの中で私がするりさんやかずきさんや玄さんに感じ取っていたものも、そういう「一途さ」だったように思えます。その主張の内容も、力点の置き方も、表現の仕方も、それぞれにとても個性的だということは間違いないと思うのですが、でも何かそういう「一途さ」という一点で、とても通じ合うものを勝手に感じてしまいました。

 もちろんもしかすればこれを読まれて「何を勘違いしてるんだ、こいつは!」と怒られる可能性もあるわけですが、まあそれは私の能力ではもう仕方ないことです (^ ^;)ゞ。 ああ、それにトマトさんがアスペの方の魅力として何度か触れられていたのも、そういう「一途さ」といったことにつながるのかもしれませんね。これも大きな勘違いかも知れませんが。

 もちろん「一途」だから定型アスペの問題が起こらないという訳では全然なくて、逆に「一途」だからこそ問題が深刻化していくという、とても悲しい仕組みがあるのだろうと思います。もう少し適切に言えば、その「一途さ」と定型的世界の理屈のズレが、問題を深刻にしていくのだと思うわけです。そのことでお互いが深く傷つき合っていく。ですから私はその「一途」についても、定型的な「思い遣り」についても、どちらも手放しで賛美するような気持ちはありません。でもそうやって傷つけ合う関係でありながら、それでも私がパートナーに感動し、パートナーを信頼できると感じられる大事な理由が、その「一途さ」にあるようにも思えてならないのです。

 もしかすると、お互いの関係にとって一番大事な宝物は、お互いの関係を本当に難しくしているそのことの中にこそ隠れているのかも知れないと、そんなことをふと思いました。

 

 

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