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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2013年2月 2日 (土)

同情と共感と

 玄さんから「パンダさんは、ASDを可哀想な境遇であるように度々書かれていますが、僕から見れば、定型ゆえにストレスや悩み苦しみを持つ状況もあるように感じますので、お互い様かと。」というコメントを頂いて、ああ、ここはもしかすると大事なポイントになるかも、と思いました。

 まずひとつめに言えるのは、たしかに「可哀想だなあ」という気持ちが生まれているのは間違いありません。もう少し正確に言うと、「可哀想」というより「大変だなあ」という感じです。

 それで、この「可哀想」という気持ちは、場合によっては「自分が立場が上で、下の立場の人を哀れんでいる」という意味も持ちますよね。そこに上下関係とか優劣関係が忍び込んでいる場合。多分玄さんはその可能性を感じて、「僕から見れば……お互い様」と書かれているのかなと思います。

 そこで改めて自分は何でそういう書き方をしているのかなと考えてみているんですが、上下関係とか優劣関係とか、そういう感覚はあんまりなさそうに思いました。確かに今の社会の中でアスペの方が「不利」な立場に置かれている、と言う意味では社会的には優劣を作られてしまっているのでしょうけれど、それはまたちょっと違う話になりますよね。

 じゃあなんでそういう書き方をするのか、というと、「こういう風に考えると、アスペの人が今の社会の中で苦労する気持ちが自分にも感覚的に分かる気がする」ということを表したいからなんだと思います。

 定型とアスペの違いについて、じっくり考えていけば、だんだんとその違い方が見えてくることが増えてきます。「ああ、アスペの人はこういう風に行動するのか」とか「こんな風に感じるのか」とかいうことです。でもそのとき、やっぱり「頭で理解する」という感じにどうしても留まってしまって、「でもどうしてそんな風に行動したり、感じたりするのかはぴんとこないなあ」というのが残るように思うんです。

 それに対して、今回の例のような場合に私が感じるのは、「ああ、もし自分が同じような境遇に置かれたら、自分だって同じように感じるだろう」とか、「もし自分が同じような境遇で育ったら、彼女と同じような性格になったかも知れないなあ」いう風に、感覚的に理解できるように思えるのです。「同じ人間としてパートナーの言うことはもっともだと心から納得できる」という感じですね。だからそれは「可哀想」というような「同情」の気持ちと言うより、「そうだよなあ」という「共感」の気持ちなんだと思えます。

 残念ながら「違い」は分かるけど「感覚的には分からない」と言うことの方がたくさんあるわけですけれど、少しずつでも「ああ、こういう風に考えれば、自分でも同じ感情になるなあ」という理解が拡がっていくと、「同じ人間同士」として、またお互いの関係がだいぶ変わっていくところがあるように思えます。

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コメント

「可哀想」という言葉や感覚の概念が、人によって違うと思います。

ASの人の辞書には「可哀想→不遜な言葉・上から目線の言葉」と定義されているのかなぁ・・って思う事もあります。
おおよそ定型は「可哀想」と言われて「わかってくれてありがとう」と感じるときと、「上から目線」と反発するときと、相手や場面で様々だと思うんです。

好意的な「可哀想」か、上から目線の「可哀想」か、感じ分けの問題でしょうね。

トマトさん

 「可哀想」の感じわけ。そういうことがあるのかもしれないですね。
 じゃあどこで区別して使っているのか、というと結構微妙な場合もあるでしょうから、
 そうするとアスペの方たちは定型と同じようには理解しない場合もある。

 どこまで自分の感覚で相手にしゃべっていいのか、
 難しいところの気がします。親しくなれば比較的思った通りに
 気楽に語り、気楽に振る舞えるのが一番いいんでしょうが、
 それがあまり激しい誤解をお互いに生み出す場合もあるわけだし……

 それはさておき、最近パートナーが私の感情状態に気を遣ってくれる場合が
 少しずつ増えてきた気がします。
 前ならどうせわからないんだし……という感じも強かった気がするんですが。

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