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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2012年6月17日 (日)

アスペの方の適職?

 7月に出る「アスペルガーと定型を共に生きる」の本の中でも触れられて居るんですが、実に「意外」な職業がアスペの方たちの少なくとも一部の人には適職なのではないかと思います。それがなんと他人の相談にのったり、他人の世話をしてあげたり、他人が悩んでいる人間関係に適切なアドバイスをする、という仕事です。

 「まさかそんなことあるわけないじゃない」と思われる方もあると思います。定型の目から見れば他人の気持ちを全然理解できなくて、人を傷つけることを平気で言ったり、みんなの話の流れが全然読めなくてまるで浮いてしまったり、というような「人間関係がうまく作れない」というマイナスイメージにどっぷりつかってしまっているのがアスペの方という感じがありますから、それも当然かも知れません。

 でも、何の誇張もなく、上に書いたことは本当にそうだと感じさせられることがあるのです。というのは私のパートナーは福祉関係の仕事をしていて、あるいみものすごくどろどろした人間関係、家族関係に入り込みながら、対象となる人をどうケアしていくかについて適切な判断を下していかなければならない役割を持っています。

 で、今日も散歩しながらいくつかのややこしい人間関係のパターンについて話をしていたんですけれど、それについてこういうタイプの人はこう動く傾向があるからこう対処しなければいけない、ああいうタイプの人はこんな風に考えるからそう対応しなければいけない、と話してくれるんですが、それが実にある意味快刀乱麻、気持ちいいほどによく分かるんですね。で、なるほどそうか!と思わせられる。

 まあ、定型でもそういうの、得意不得意はあるんでしょうけれど、少なくとも私の場合なんかは不得意な方ではないとは思うけれども、でもやっぱりそのどろどろした複雑な関係に気を奪われ、下手をすると巻き込まれて、見えなくなってしまっている部分や見えにくくなってしまっている部分がある。そこを彼女の場合からめとられることなく、あっさりと見抜いて的確に結論を出せるようなのです。

 だから、アスペであると言うことは、共感的関係が作りにくいとか、定型的に見れば人間関係で「困った」ところがあるのだとしても、別の面では定型的な目で見ても、定型の人間も感心してしまうような人間関係の力を発揮するわけですね。アスペと提携の問題を考えるときに、ここもすごく大事なポイントのように思います。

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コメント

今回のパンダさんのテーマと内容には、私も共感します。
実は、私はそれほど熱意を持てずに収入のためと割り切って、勤務していた仕事がありました。
ある時、たまたまその仕事でアスぺの男性社員さんとパートナーを組みました。
彼は周囲の社員からは「理解出来ない」「変な奴」「問題児」と言われて、上司も接し方に苦慮していました。
私も言葉のコミュニケーションがとれなくて、戸惑い、ミスもあらわになるし困りました。
でも、なぜか彼はお客様からの指名率がNO.1でした。つまり、彼に担当されたお客様はとても満足度が高いのです。
ある日、彼とメールで資料のやり取りをしてした私は、つい仕事の弱音や悩みを書いてしまいました。すると、彼からの返信内容に驚きました。
問題の核心をとても客観的に合理的に公平にとらえて、こちらが納得を越えて感動すら覚えるような内容だったからです。
職場で会っても、相変わらず言葉が通じませんし、動きも、表情も理解出来ません。
でも、メールだと、こちらの気持が整理されてとても嬉しくなるのです。
相談者の欠点や行動を批判せずして、相談者を肯定しつつ、相談者が自ら気づくように、コメントを構成できて表現できる力は、本当に素晴らしかったです。
私は、いつの間にか、その仕事が大好きになり、情熱をもって取り組み、誇りを感じるまでになれました。
 これらのことが全て過去形なのは、彼の良さが上司や周囲に理解されないままに、社員間のトラブルが原因で、遠方の小さな営業所に異動になったからです。
でも・・・私は、彼にもらった仕事への価値観は変らず、彼には本当に感謝していますし、またチャンスがあればパートナーとして一緒に仕事をしたいと願っています。
問題を解きほぐす視点が、多数派とは違う魅力。これは、アスぺルガーの方にあると思います。

トマトさん

 そうですか!トマトさんも同じような体験をされて居るんですね!
 ということは、私の体験したことは決して珍しいことではなくて、
 けっこう多くのアスペの方に言えることなのかも知れないですね。

 うーん、これは貴重な体験を教えて下さいました。

アスペルガーの人の分析力や視点は、とても新鮮で、定型の概念を広げてくれます。
ただ・・・やはりコミュニケーションの現場では、好意的な人には能力が何倍にも良く発揮されるけれど、苦手な相手や嫌いな相手には極端に能力が発揮されずマイナス面が強調されるように見えるのです。
それと、やはり相手の表情や反応をキャッチしていなくて、相手が共感を欲して無意識に言っている世間話にテキトーなあいづちを返せなくて、しっかり無駄な正論や回答をしてしまうなどが目立ちます。
私がアスぺの男性社員と仕事面で相性が整ったのは、正確さや分析などを求められる部分では彼が能力を発揮して、お客様の感情や情緒に合わせる部分を私が請け負ったからです。
それは、本当にあうんの呼吸で、とても快適に意欲的に仕事が出来ました。
私と彼のコンビで頼む・・・というリピーターのお客様も増えていました。

アスペルガーの人の能力と、定型のコミュニケーション力が上手く組み合わさると、予想外の活気や結果がもたらされるのではないかと思います。

トマトさんのコメント「無駄な正論」、耳が痛いです^^;
コンビでのお仕事、とても素晴らしいです。過去形なのが残念ですね。

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