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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2011年4月20日 (水)

揺れながら歩く

久しぶりにDVDで映画を見ました。

ある中年夫婦、妻はフィットネスクラブのような所でインストラクターをやっていて定時に帰る仕事。夫は心理カウンセラーで一日中いろんな悩みに付き合って、調べ物をしたり、いろいろとくたくたになって帰宅が遅くなることもしばしば。なんとなく秋風が吹き始め、妻の心の隙間にふっと他の男性が入り込みそうになったり。

多少のごたごたと喧嘩があって、結局別れることになり、離婚届を出しにいくと、「手続に婚姻証明書が必要」と言われ、家中をあちこち探しても見つからず、しかたなく再発行手続をしようとするのだけれど、随分昔にそれを発行してくれたところが街の再開発でなくなっていて見つからず、うろうろしているうちにお互いに結婚したころのことを思い出して涙したり。エンディングは二人でまたうろうろとしているシーンでした。

離婚するのに婚姻証明が必要で、その婚姻証明がみつからなくて、離婚のために二人で「再発行してくれるところを探す」共同作業をするけど、見つかりそうにもない。そうやってまた二人は改めて一緒に生きていくことを暗示して終わりな訳ですが、離婚のための婚姻証明というのがなんだかユーモラスでもあり、婚姻が証明できないから離婚できないというのも人を食ったような話でもあるけど、なんだか象徴的な感じもし、離婚のための共同作業が揺れ動く二人を改めて結びつけているというのもなんだかおかしくて、いろいろだなあと改めて思いました。

いくつか面白い台詞もあって、その一つが家に押しかけてきた元隣人に、妻と喧嘩した夫がぼやく台詞。「結婚するときは幸せになろう、妻を幸せにしようと思うだろう。それで一生懸命働いて、妻に良い暮らしをしてもらおうと頑張るだろう。でも、そうやって頑張ってそれが実現してみると、妻は充たされていないんだ」

どこにでもありがちな夫婦のすれ違いかもしれません。「妻に良い暮らしをしてもらおうと」という夫の言葉も、半ば真実、半ば言い訳でしょう。アスペと定型のカップルに訪れるズレに比べて、ささやかな、おだやかなズレだなという気もするし、でもなにかつながるところもあるような気もするし。

そうやってゆらゆら揺れながら、人は歩いていくんでしょうか。

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