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アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

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2011年1月 3日 (月)

アスペルガーという自己理解と他者理解の不思議な例

身近なAS(多分間違いないと思うのだけれど)の人について、思いがけずにまた不思議な共通点と思えることがありました。

二人とも、アスペルガーについての説明を聞いたり、関連する体験本などを読んだりしたときに、自分ではなく、自分のパートナーや身近な人について、あの人はアスペルガーだと思ったという話です。なお、その時点では二人とも、自分がアスペルガーだという理解(またはそうではないかという疑問)はないときの話です。

不思議だなと思ったのは、そういう説明や本を読めば、(私の目から見れば)その人自身がアスペルガーであるのではないかという思いを抱いて当然のように思えることが、そうならずに、却って周囲の人に対してその理解が応用されるということです。

少数の事例ですし、いろいろ微妙な状況もあることですから、この話がどこまで一般化できるのかはわからないし、もしかするとまるで見当外れの話かも知れないのだけれど、場合によってはアスペルガーの人の考え方を理解する上で、何かの手がかりのひとつにはなるかもしれないと思ってとりあえず書き留めてみます。

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コメント

ダブルバインドが、ダブルバインドを巻き起こすのです。

非定型からしたら、定型こそ、その場、その場で、建て前を使って、上辺だけの理解不能、意味不明な事を言っている…となるんじゃないでしょうかね?

その点、非定型の、発言に対する受け取り方は、はあくまで物差しで計ったように正確さに一貫性があります。答え方は、その場その場の答え方になりますけどね…

鬱は移る…というのはダブルバインドに犯されてくるからだと思うんです。

定型が、心配して、考えてあげようと、すればするほど、(突き詰めて深く考えていくと)必ず、矛盾やダブルバインドに行き着いてしまうのです。

もちろん、気付けば二人共、アスペだった!アスペとADHDだった!という事も多いでしょう!

なぜかアスペルガーの方を診る機会の多い内科医です。心療内科ではありません。
この間、アスペルガーの方に話を伺っていて、似たようなことがありました。

その方の話を要約すると、自分のことが理解してもらえないのは、相手方に、自分の話している内容のイメージがないからで、そのイメージを持ってもらうことができたなら、理解してもらえるようになるはずだ、とのことでした。

これって我々がアスペルガーの方に持っているイメージそっくりで、驚きました。

こっちが持っていないイメージとは何だろうかと、いろいろ考えて、はたと気がついたのは、「俺ルール!」(by ニキ・リンコさん)。

もちろん{俺ルール!」は一つの例であり、これだと断定するのは危険ですが、こういった発想でサイト主様の記事を読むと、自分(アスペルガーの方)が当然として持っている概念が、相手方(定型発達などの方)にないということになり、話が一般化できるのではないでしょうか。

追加です。

この場合、相手方の心をそこそこイメージ出来ていることになるので、「心の理論」の発達レベルをより詳細に診るのに使えるかもしれません。

これを読んだ方、このアイデア、研究や論文に勝手に使ってもかまいません。

私も、結果としてはその一例に属すると思います。
きっかけは、ASの友人とのコミュニケーションがスムーズすぎるでした。
たまたま持病である他の精神疾患の主治医が発達障害を専門にしているということが、自分のASの自覚と結びつきました。

ただ「本人が生活に支障をきたすことが精神疾患の診断、告知に関わる」という医師側の考えも理解できます。
つまり、家族や友人も含む素人が発達障害や、精神疾患を簡単に指摘することは難しい問題、影響をはらんでいるということです。
ASだとわかった、良かった、そんな単純なことではありません。

nekomataさま
はじめまして。40代AS女です。
生意気、また失礼を承知で申し上げますと、「俺ルール」を抑制して社会生活に無理に適応することによって、不調や二次障害を起こし、悪化させることが成人発達障害者において深刻な問題であるかと考えております。実際、そういう方が多くいらっしゃるようです。
不適合で良いとも、身近なひとに迷惑をおかけするのが仕方ないとも思いません。
ですが「一般化」こそが、後ろ向きな結論を招くようにも思われ、危惧しております。

さかなやさん、

私が思うに、nekomataさんのご意見としては、

パンダさんの発言「自閉圏内者と思われる人が、自閉圏内に対する説明を受けたり関連する体験本を読んでも、自分のことだと実感できない」(おそらくは、自閉圏外者からの視点の説明や体験本と推測します。また専門家以外が自閉圏内か否かの判断をすることへの懸念が大きいのは私も同様です)。

そこに着想を得たnekomataさんが、自分の経験を踏まえて、

自閉圏内が理解されないのは、自閉圏外に自閉圏内の内面のイメージがわかず、
自閉圏外が(自閉圏内に)理解されないのは、自閉圏内に自閉圏外の内面のイメージがわかないためではないか?(という仮説)

例えば、「俺ルール」といった自閉圏内当事者本で、自閉圏外者の解説(突っ込み?)が入っている本などを活用したり共有する(方法論?)

多くの自閉圏内者が、自分で持っている概念が自閉圏外は持っていないのだと理解できるのではないか(=概念の一般化)

そのような方法をとることにより、自閉圏内者の「心の理論」の発達レベルを評価できるのではないか(という仮説)

という(ある意味研究者的視点の)意味ではないかと推測します。

「俺ルールを抑制して、社会生活に適応させよう」=「一般化」という意味ではないと思います。

以下私見ですが、

仮に、上記研究を進めることを考えた場合、
・自閉圏内者自体に、特性的にも能力的にも、かなり多様性があり、一般化しにくく、特定の「当事者」の特性を基準に「理解度を評価」することに妥当性があるかどうか
・「心の理論」の発達レベルをいかに評価するか
などがかなり大きな問題点として挙げられるのではないかと思いました。

いずれにしても、現時点でも、精神科医や神経学者などが、さまざま方面から「自閉圏内」の解明にはアプローチを続けていると思います。

ASの人の中に、情報と我が身を照らし合わせることが不得意で内省力が弱い、タイプの人が多いという説はあるので、
「ASに関する説明や本を読めば、当事者自身がアスペルガーであるのではないかという思い当たりをしそうなものだが、そうにはならず他者を指す」
ということは珍しい事ではないと思います。
少なくとも、私の友人、知人、職場の人は上記のタイプです。

それからnekomata先生の「発達レベルを診る」という視点ですが、どちらかというと「発達タイプを診る」の方が、その人ごとの特性や能力の特徴を人間的にとらえられるし、きちんと分析できると思うのですが。(素人意見ですぅけれど)

トマトさんの指摘された「ASは内省力が弱い」ように見える、という事はあると思います。
他の特性と同様に、「全員に当てはまる」ということは無いと思いますし、個人内でも時間によっての変動が大きいと思われます。内省力に波があるASは、「内省できなかった時間帯の事実を、できる時間帯の自分が深く反省→悩む→うつ状態」というパターンがあるのではないでしょうか。

タイプによるかもしれませんが、僕は自分が他人から言われたことや、自分の気になること・個性と思うことなどを学生時代から時々書き残していました。読み返すと、特性と思われることが多く記載されています。自分の記録と、本などを照らし合わせるのは容易なので、自分のことを書き出す機会があったら、客観視はしやすいかも、です。
(結果を受け入れられるかどうかは、自発的な問題意識が先だと思うので、(他人から)「自分のことを書いてみろ」→「ほら、ここに載っている」という指摘の仕方は好ましくないと思います)

ASにはIQが高い人もいますし、自閉圏でIQの点が取れない人もいますが、それはIQを測るテスト形式やその環境が「その人に合っているかどうか」の影響が大きいと思います。「学校の成績が良いAS」は、もしかしたら「記憶が得意で、静かな教室なら能力を発揮できる」といった学校内の部分的な環境に適合できた事例なのかもしれません。環境に適合できないがために、テスト(IQなど)の点が取れないということも、状況としてあると思います。「発達レベル」は代償発達をどう評価するかも興味がありますね。代償発達が「ゆがみ」と評価される表出をすることもあるでしょうから。

FOXさま
私が読めていなかったかもしれません。
他の事象についての読解力は人並みだと思うのですが、
AS、自閉圏というテーマについて定型の方の書いたものを読むと、混乱して全く理解できないことがあります。
ご指摘ありがとうございます。

nekomataさま
とんちんかんな意見を言っていたとしたら謝りますのでご放念ください。

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