2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

掲示板最近の話題

フォト

アスペルガーと定型を共に生きる

  • 東山伸夫・カレン・斎藤パンダ: アスペルガーと定型を共に生きる

« アスペの人のブログを見ることの効果 | トップページ | 障がいと個性 »

2011年1月25日 (火)

耳かき並の度量をどう確保するか?

 昨日はアスペの方のブログを読んで、(定型の私が)その痛みに(勝手に)共感してしまう、という話を書いた訳ですが、もちろんそういうのもなかなか困難という場合だってあるんだろうなあと思います。

 自分のことを思い返してみると、耳かき位の度量しかない人間が、それでもブログを読むという形でならアスペの人に共感できることがあった、ということには、いくつかの前提があったかもしれないと思いました。そしてその中で多分大きいのではないかと思えるのは、自分が「アスペと定型のズレの問題に苦しんでいる」ということを、まずは子どもとの間で(子どもも苦しんだので)、そして次にパートナーとの間で、そしてさらにはパートナーに了解を得て親しい何人かの友人との間で共有させてもらえた、ということです。

 定型の子どもや友人については、同じ定型の私がなぜそれに苦しむのかはとてもよく共感してもらえるので、それはすごく支えになります。またパートナーとの間ではお互いに「なんでそれで苦しむのか」が、実感としてはなかなかよくわからないのですけれど、でもとにかくそのズレによって苦しんできたのだという認識は共有され、否定されることはない。だから、ある意味では私は安心して(?)自分のしんどさに向き合える部分があるわけですね。子どもや友人に愚痴も聞いてもらえたりするし。そうするとなんとか耳かき程度の度量はぎりぎり確保されるのかも知れない(ということはそれがなかったらどんだけ度量がないんか!ということですが (^ ^;)ゞ )。

 前にご紹介したiroriaさんの例(iroriaさんの例:「理解の共有」とジェンダーカップルの解消と持続を分けるもの)で、iroriaさんがどれほど辛いだろうと私が思ったことは、なんと言ってもパートナーの方が一切アスペと定型のズレという問題を共有しようとされなかったことです。そしてご自分が本当に頑張りやさんであるために、なかなか愚痴も言えない状況に自分を追い込んで行かれたのではないかと感じられたことです。そういう状況でなおアスペの側の視点を理解しようというのは、もうぼろぼろに傷ついた自分をさらに切り刻みながらの、文字どおり超人的な努力としか言いようがない感じがして、実は私は読んでいて途中からは痛々しく思えてなりませんでした。(いや、私の勝手な思いこみかも知れませんけど)

 やっぱり、異質な他者に対する共感が成立するためには(というか、その可能性が出てくるには、というレベルの話ですが)、まずは自分自身のしんどさについて、共感される場、共感的に支えられる場がとても重要なのではないか。そんなことを思ったわけです。それがあってようやく、初めて少し度量を持って相手の立場を考えられるようになるかもしれないと。

 そう考えると、「配偶者の会」みたいに主に定型の人同士が自分の思いをかなりはき出せるような場や、逆に狸穴猫さんのブログのように、(あそこは定型をも巻き込んでいるすごさがありますが)アスペの人たちが「定型っちゅうのはどうしようもない連中じゃね」みたいな感じで、世の中の定型優位な見方を覆せるような場を共有できる機会がある、ということは、すごく重要なことなんじゃないかと思ったわけです。しかもどちらも決して単純に自分たちの殻に閉じこもるだけの場にはなっていないところがまた重要だという気がします。rosamondeさんの活躍もまたそこにつながるものを持つのかもしれないですね。

 いずれにせよ、ここに書いたことは定型の側の、しかも私という個人の経験に基づいてのことに過ぎませんから、定型の人たちの中でどれだけそう言えるだろうかということもわかんないし、さらにはアスペの人にとってそれが通用する話なのかどうかはさらにわからない訳ですが。

« アスペの人のブログを見ることの効果 | トップページ | 障がいと個性 »

コメント

はじめまして。自分が鬱になって夫のアスペルガーを疑うようになった一児の母です。様々なブログ、掲示板を参考にアスペルガーについて私なりにイメージを掴んで、夫の言動を理解する手だてとしてます。パンダさんのブログはとても参考になります。私は学生のとき社会学が好きで、自分の腑に落ちる説を読むとワクワクしたものですが、パンダさんのブログにも似たようなものを感じます。
もちろんアスペルガーに関わる悩みも人それぞれですが、まさに「その人にしかわからない」という気持ちを共有することで救われます。そして、千差万別な中にも何か通じるものがあって、それを一緒に丁寧に探っていくことで、それぞれにとってのヒントが見えてくるように思います。みみさんのコメントもスッキリと理解するのは難しいですが、簡単に理解できないからこそお互い悩んでる訳で、パンダさんの解釈に助けてもらいながら、ゆっくりと理解していきたいです。
それで、夫なのですが、アスペルガーの自覚は全く無く、もし疑ってる事を伝えると憤慨しそうです。男性で、高学歴、理系、大組織で働いているからか、日常生活で本人が困っているようには見えません。むしろ余裕しゃくしゃくで、周囲を小馬鹿にしているようにさえ見えます。ただ、へこたれやすく、何でも億劫がります。もしかして、本人も意識しないまま日常生活でストレスを感じているのでしょうか? 私や子供に関心が薄い(ように見える)夫と、アスペルガーを自覚してブログなどでコミュニケーションを模索している人達は大きく掛け離れているように感じますが。。。全く違う面があるのもアスペルガーの特性なのかもしれませんね。
「アスペルガーの先」の話ですが、私は夫のアスペルガー的な部分(素朴、天然、打たれ強い…と見えた)に惹かれ、やがてそれらが無神経、非常識、鈍感に見えるようになってストレスとなったのですが、アスペルガーゆえと分かっても夫を好きになれません。物事の感じ方、コミュニケーションの仕方の違いをお互い理解して翻訳したとしても、価値観が違うことがはっきりするだけだと思うからです。私の場合、夫のアスペルガー特性によって価値観の違いが見えなくなっていたようです。脳の感じ方が同じタイプでも、生まれもっての性質、育て方、環境、出会った人、読んだ本、人生経験などで性格や価値観は変わるのではないでしょうか?むしろ、アスペルガーによって性格や価値観がより顕著になるという考えに私は賛成です。アスペルガー特性によって価値観の違いが見えなかったということと一見矛盾しますが。初めは、ユニークな言動にアレ?と思いつつ良い方に解釈していたんです。例えば、付き合い始めてドライな態度に不安を感じた私が「私のこと好き?どういう風に?」(書いてて恥ずかしいけど甘い雰囲気ではないんですよ)と聞くと、「すごく好きか普通かというと、普通。」と真顔で答えられ、すごい好きじゃなくてもいいけど正直に言うってどういう事?嫌がらせ?何のために?と混乱しましたが、何事もなかったかのような彼の態度に私が気にしすぎかも…と。でも、そうした???は確実に私の心に蓄積していったのですよね。
夫と価値観が合わないと感じるのは、世間体重視する、弱い立場の人を差別する、エリート意識などです。これもアスペルガーゆえに身につけた性質なのでしょうか?わからなくなります。
いきなり長文で失礼しました。

チロさん、おはようございます。
いつも、パンダさんにご迷惑をかけているみみです。
チロさん、ここで私のコメントも読んで下さってるんですね…ありがとうございます。
私は最初、私の主人や家族が極度なアスペやADHDな為、「井戸端会議」をメインにしていましたが、そこで皆さんと定型の人として、話を色々していくうちに、自分のおかしな所に確信を持ち始めました。
確信、と言うのは、今まで、私は、1人の女性、社会人として、まあまあ、こなしてきたつもりでしたが、そこには本当に矛盾だらけで、心臓が擦り切れるような、限界があったのです。でも、私は、普通に、どんな場合や場所でも、「角が立たないように丸くやる」事が一番大切、みんな思いは同じ、という事だけを頭に置いて生きてきました。
「郷には郷に従え」は、一番最良な事、みたいな感じで。
しかし、色んな事を、本音でトークしたいと思って井戸端会議に行った訳ですが、なんか、できませんでした。
そして、パンダさんと出会い、このブログに来ると、自分が素直に本音、と言うか、本心を言える。私は「定型の皮をかぶった非定型」だった事を何か発見し、かみしめています。
そこには、パンダさんの、「定型と、非定型のズレや溝を何とかでも埋められないのか?」という、熱心な思いや努力があったから、(本人いわくサボリの怠け者らしいですけど!)私はこのブログに来て、非定型のみみとして、(たまには定型になりますけど)何か訴えようとしているんだと、自分で気づきました。
今までは、主人や家族の事にとらわれがちで、「自分」という物を押し殺していましたが、「自分」を知って、心から自分を受け入れ、大切にする事も、大切なんだ。という事を掲示板を通して教えて頂いたようです。
私は、これからは、非定型の立場として、になるかどうか、わかりませんが、本音で書いていこうと思います。
もちろん、理解してもらって、仲良くしたい…という所が根本にあります。
もし、考えに疑問がある時や、不満に思った時は、遠慮なくお伝えください。
私は掲示板を通して、自分は定型とは少し違う、それを知った上で、みんな感じ方は色々あっていい、相手に私の考えを押し付けるのは良くない、1人1人の考えは、色々あるけど、そこはズレても、みんないろんな思いがあって、今の考えに行き着いているわけで、押し付けるものではない、という事を、心から理解できました。(今までは、上辺でした)
場所を提供してくださってるパンダさんには、感謝と申し訳なさでいっぱいです。
よろしくお願いします。

チロさんのご主人と、私の「兄」は、似ているんですね。
高学歴(兄は博士課程)、理系(兄は物理)、就職先は大企業(今は、鬱で休養していましたが、期間がきて退職してしまいました)
日常では、就職していないものの、趣味にはまったり、他人からみたら、余り困ったようには、見えないと思います。
そして、本当に周囲を小馬鹿にし、でも、臆病者なんです。
私から見て、小馬鹿にしている自覚も、臆病者だという自覚も、あまりないと思います。
でも、私は知っています。「変な、そして、自分は勉強が出来るからと言って、周囲や、私を小馬鹿にしてきた、傲慢で一方的で、無神経な兄が、子供の頃から、夜中、布団の中で1人、静かに涙を流していた」事を。
たまに、何を思ったのか、押し殺しながら、よく泣いていました。
でも、次の日からは同じです。
私は子供の頃から、何かを感じていたんですね。「傲慢さや無神経さと、涙の繊細さのギャップを」
最近になって気付いたんです。
「お母さん依存症」と私は勝手に言ってるんですが、兄は、子供の頃から、母や好きな先生の言葉だけを頼りに、信じて、一生懸命勉強をしたり、誉めてもらったり、一流大学を目指したり、してきたんです。でも、これって、よい事ですよね?しかし…
昨日の私のコメント、(兄の車の運転について)読んで頂けました?
あの、兄の行為全般は、終いには、私にとばっちりが飛んでくる所まで、実は、母と全く同じなんですね。この運転はいけませんよね?
しかし、母と兄は、お互いがお互いの車に乗せてもらうと、どちらの場合も、相手に、「あの運転の仕方はおかしい、怖くて乗ってられない」と主張し、「じゃあ、のらなければいい」とケンカになるんです。
そして、私に、お互い、「母の運転はおかしい」「兄の運転はおかしい」と相談してきます。
私は返事に困ります。
私の「どっちもおかしいでしょう」という意見を言うと、最終的には、結局、否定した私にとばっちりがきて、車の話はどこかへ飛んでいき、今度は否定したため、私が「おかしい」となるのです。

この話から、どういう事が感じられますか?
・お互い、全く自分のやっている事には気づいていません。
・否定する人だけが悪い人になっています。
つまり、兄は、誉めてくれる人(受け入れてくれる人)の言葉や、行動を率直に取り入れて生きてきてる訳です。
それでも、母と兄の間に、矛盾はかなり発生してきます。
怒ったり、否定する人は受け付けないようです。事が「良い」「悪い」とはあまり関係ないんです。
そこで、「言い方」が重要になってきます。
しかし、自分を客観的に見る脳が(ミラーニューロン)備わってません。
それで、矛盾も多いわけです。大人になって、自己が出てきたり、世間と触れあっていく中で、様々な言葉や行動が目に入ってきます。それらが知識として全て入ってはくるんですけど、否定されたら、彼らは入ってこないんです。(客観的に見れないから)
そして、私は「気付いたらピッタリ自分の車の後ろにくっつかれていて」パニックを起こしたんだと想定しています。
だから、その時、パニックを理解してあげてれば良かったのですが、なかなか‥
本人もパニックを起こしている自覚は、未だにないと思います。
・客観的に見れる能力(ミラーニューロン)
・パニックという自覚と理解
・優しく教えてくれる誰か
これらが一つだけでもあれば、少しづつ改善に向かっていくと思います。
3つとも無ければ口論のみ、となります。
もちろん、あの運転によって、相手を怒らせてしまい、(ビタ止まりされ、車から相手が降りてきて、「なんだ?お前」と怒られた)時もあります。その時、兄はずっと無言で、その後に言った一言が、「母さん、救急車呼んでくれないか…」でした。(泣)
相手は何だか怒っていて、殴られるかも…という雰囲気を察したんでしょう。
相手は「何なんだ、お前!」と吐いて、行ってしまったので、ホッとしましたが、生きてる心地はしません。

そんな運転をする兄ですが、不器用さも手伝って、凍結スリップで自爆事故、修理のレンタカーでまた自爆事故を立て続けにやってしまい、運転に相当怯えています。

私がやってあげれる事は何かあるのでしょうか?泣けてきます。

チロさんとみみさんの語らいに割り込んですみません m(_ _)m

>このブログに来ると、自分が素直に本音、と言うか、本心を言える。

 これは最高の賛辞です!
 (今は9時ですけど) 
 どうもありがとうございました m(_ _)m

>私は掲示板を通して、自分は定型とは少し違う、それを知った上で、みんな感じ方は色々あっていい、相手に私の考えを押し付けるのは良くない、1人1人の考えは、色々あるけど、そこはズレても、みんないろんな思いがあって、今の考えに行き着いているわけで、押し付けるものではない、という事を、心から理解できました。(今までは、上辺でした)

 いろいろいるから面白いんですよね。人間。同じになったらおしまい。
 ただ、違うから大変なこともたくさんある。
 それをどこまでどうプラスのエネルギーに変えられるのか。
 (あるいはどこ以上は無理すべきではないのか)
 そういうの、ひとりひとりにあわせて見えてくると良いですね。

>場所を提供してくださってるパンダさんには、感謝と申し訳なさでいっぱいです。

 申し訳なさはどうしてかなと思いますが、感謝の方はいつでもdollarで受け付けますので、ご遠慮なく (^_^)v

ぱんださん、こんばんは。
今、10時です(笑)バンバン割り込んで下さい(笑)
私は色んな意見も聞きたいんです。
どうぞ、リハビリ中なんだから、ダブルバインドにとらわれず、これからも許す限り、どうしようもないみみに、お付き合い下さい。(余計悩ませてるかな?)

むこうの掲示板に行けなくなった理由を書きますね。
私は、あそこで、本音で語り合いながら、うまくやって行く手立てを探していました。
でも、KSさんと、理解の仕方がズレちゃって…(パンダさんも気付いてくれないし…本当にこれ、あまり書きたくないんですけど、本心を知ってもらうために書きますね)
非定型のみみの考え。
アスペのその先→後も先もない→でも、結局、KSさんは、アスペの先とごまかして、旦那を理解しようとしてないんじゃないか?
→私は旦那を理解したいと望んでいる→根本の考えが違うから、これ以上話は出来ない、理解しあえない

と、考えてしまって、(私の悪い部分です)一時期、話が出来なくなってしまったんです。
恐らく、昔の私なら、「どうせネットだし、もう話しない!」となっていたと思います。KSさんが、私の友人や同僚だとしたら、たったそれだけの理由で、私は、KSさんを、それ以降、毛嫌いし、近寄らない、微笑まない、声もかけない…となっていたかも知れません。(職場では、一応、気をつかって普通にやってきましたが、そう思う事も多かった)
もし読んでたら、KSさん、そんな事を思ってしまって、本当にごめんなさい。
私の悪い所なのです。

でも、その後、それは、私の悪い特徴だ。KSさんは、何も悪い事していないのに…
私は自閉傾向があるのかも。定型は、そんな事にとらわれず、うまくやっていくんだ!ここで、非定型になって、わけわからないところに、こだわってしまったら、もうKSさんとお話できなくなってしまう(泣)
私はKSさんとお話がしたいんだ。
KSさんだって、色々がんばってるんだ。考えは私が正しいとは限らない。人には色んな思いがある…とプラスに取って、考えるように努力したんですね。(アスペのその先に納得したわけではないのです(泣))

そして、その後、正直に聞いてみたら、とても親身に、わかりやすく、書いてきて下さった。
「なーんだ…そうだったのか…KSさんの気持ち、よくわかった。それなら最初からそう書いてくれたら良かったのに!でも、お話出来てよかった。理解できて良かった!ありがとうKSさん」そんなふうに思いました。
自閉は、疑問があると、そこから、前に進めないのです。
無理やり進んだとしても、混乱を招く(悪化)させるだけなんです。根本から解いてかないと…
でも、掲示板を見ていると…私はわからない。
みんな、旦那と本当に理解し合いたいと思っているのか???わからない。
矛盾が多すぎるんです…(泣)
矛盾があっては、お話できないんです(泣)自閉は、いいのか、悪いのか、とても、繊細すぎる位、繊細なんです。
そこには、仲良くしたい、共感したい。という思いが、必ずあるんです。

ぱんださん、居眠りこいてますよ!!

>ぱんださん、居眠りこいてますよ!!

 confident は? wobbly へ? だ、だれか今なんか言いました?
 ね、眠い…… catface

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1449293/38593216

この記事へのトラックバック一覧です: 耳かき並の度量をどう確保するか?:

« アスペの人のブログを見ることの効果 | トップページ | 障がいと個性 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ